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主な診療内容

COPD(慢性閉塞性肺疾患;肺気腫)
最近増加しつつある慢性閉塞性肺疾患ですが、原因の90%以上が喫煙です。慢性に息苦しさや咳(せき)・痰(たん)などがあり、進行していくと、寝たきりになることもあります。
肺機能検査や血液ガス分析によって、重症度を判定し、適切な治療(薬物治療、非薬物治療)を指導し、患者さんとともに、病気を克服していきます。
非薬物療法の中でも、とくに補助栄養食(ω3系)による栄養療法は、当科の研究において、非常に有効であることが証明され ています。
気管支喘息・アレルギー
アレルギー疾患は、近年増加しつつあります。気管支喘息は、気道(気管支)にアレルギー性の炎症が生じるために気管支が収縮(せまくなる)して、 息苦しくなる病気です。
治療としては、気管支拡張剤と気道の炎症を抑える薬を使うことで行います。これらの治療は最近では吸入薬で行うことが多く、その吸入法を身につけることが大切です。また、生活環境の中にアレルギーの原因があるためになかなかコントロールがうまくいかないこともあり、そのアレルギーの原因を調べることも必要になることもあります。
慢性の咳(せき)
2週間以上続く咳は、何らかの疾患が潜んでいる可能性があります。結核や肺癌なども鑑別に上がりますが、とくに胸部画像上、異常所見が見られない慢性咳嗽の原因としては、咳喘息、アトピー咳嗽、胃食道逆流現象、副鼻腔炎、後鼻漏などがあげられます。
当科では、その原因を喀痰検査、呼吸機能検査などを駆使して検索し、適切な治療を行っていきます。
肺がん
肺癌は近年増え続けており、日本人のがんによる死亡の第一位となっています。さらに、見つかったときにはすでに進行していることが多く、完治が難しいという特徴を持っています。当科では呼吸器外科・放射線科との協力のもと、肺癌を含む肺腫瘍の患者さんの診療に当たっています。
より迅速に組織診断、病期分類を行い、もっとも適切な集学的治療を患者さん、家族とも十分に説明しながら、進めていきます。内科的治療は、さまざまな化学療法剤の組み合わせで行いますが、患者さん個々にあわせた治療を行います。また、がんの治療の効果を予測するために必要に応じてがんの遺伝子検査なども行うことができます。
肺感染症(肺炎、肺結核など)
細菌、抗酸菌(結核、非定型抗酸菌)や真菌等による、肺炎や慢性気道感染症といった呼吸器感染症の診断、治療にあたっています。とくに結核は、鹿児島県でも数少ない結核病棟をもち、また特殊な感染症のために感染病棟も備えています。
診断がなかなかつかないような通常の細菌性肺炎でない肺感染症では、特殊な検査をさまざまに行うことでより正確な診断とそれに応じた抗菌薬の投与を行います。
びまん性肺疾患

特発性間質性肺炎、膠原病肺、サルコイドーシス、過敏性肺炎、職業環境に関連した疾患など、それぞれ、診断、鑑別診断、治療方針決定を行っていきます。
必要に応じて、呼吸器外科、病理学との連携で、詳細な病理組織学的診断も行うことができます。

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