JICAコース


これまでに受け入れた研修員の国とワークショップを行った訪問国

■2008〜2009年にJICAによる集団コース「大洋州地域保健医療における包括的予防対策」を実施しました。



JICA九州の受託により、2009年は10月5日から11月6日まで、パプアニューギニア、ソロモン、サモア、フィジーから医療現場の中核を担う5名の研修員を招き、母子保健・感染症・生活習慣病対策をテーマとした研修を行いました。この研修では、母子保健・がん・循環器疾患・糖尿病・疫学・栄養調査・農薬など様々な講義や奄美大島の保健現場見学と体験、タラソセラピー(海洋療法)体験、小学校の給食体験、乳児の家庭訪問などの視察を通して、帰国後の活動計画作成へと結びつけるものです。18日には、奄美大島を訪れた研修員と地元の皆様との交流も行いました。



■2002〜2007年にJICAによる草の根技術協力事業(地域提案型)として「離島医療」研修コースを実施しました。

本研修は、行政と大学の協力により離島における地域医療の実践や研究が行われてきた鹿児島県の経験を活かし、離島へき地医療に関わる人材育成を行うことで、島嶼地域における医療の質的向上を図ることが目的です。また、鹿児島県の行っている巡回診療や遠隔医療などのシステムに関する研修だけでなく、離島における地域包括医療に根ざした全人的な医療を行う医師の姿に接する機会を通して、相手国と日本の持つ離島医療の共通する長所にも目を向けてもらい、離島の持つ長所を地域医療に生かす視点を持ってもらうことも目的にしています。

内容としては
・離島診療所や離島中核病院におけるプライマリー・ケアや遠隔医療、救急医療に関す
 る実習
・離島の保健センターにおける健診や生活習慣病予防対策活動の見学
・小離島巡回診療の実習
・行政における離島医療対策の鹿児島県庁での講義
・離島三次病院としての大学病院などにおける臨床実習
・離島における疾患予防の疫学研究に関する講義
・本土における地域医療の見学
・自国の離島医療向上のための行動計画案作成
などです。


■5回目のJICAコース

5回目は2007年1月〜2月に東チィモールとフィージーから2名の医師を受け入れて行いました。草の根技術協力事業(地域提案型)は通常3年で終了するところを5年間実施することができました。本研修コースは、今回で終了し、今後、新たな研修コースを計画してきたいと考えています。



■4回目のJICAコース

2006年1月24日〜3月10日まで、フィリピンから2名の医師が参加しました。
追って、レポートを掲載します。




■3回目のJICAコース


2005年2月21日から4月22日まで、インドネシアから1名、フィリピンから1名の医師を受け入れ研修を行いました。詳細はファイナルレポートをご覧下さい。
3回目ファイナルレポート(日本語要約)はこちら
3回目ファイナルレポート(英語スライド)はこちら

□3回目実習の受け入れ機関は、下記です。

 
 下甑村国保直営手打診療所
 屋久町栗生診療所
 瀬戸内町へき地診療所
 県立大島病院
 三島村黒島へき地診療所
 医療法人誠友会パウナル診療所
 今給黎総合病院
 鹿児島赤十字病院
 鹿児島県保健福祉部医務課
 鹿児島県健康福祉部県立病院課
 与論町保健センター
 鹿児島大学多島圏研究センター
 鹿児島大学地域共同研究センター
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科侵襲制御学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科循環器・呼吸器・代謝内科疾患学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科神経疾患・老年病学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科腫瘍制御学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科小児発達機能病態学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科医療 シ ス テ ム情報学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科視覚疾患学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科皮膚疾患学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科聴覚頭頸部疾患学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科機能再建医学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科口腔保健推進学分野
 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科国際離島医療学分野


■2回目のJICAコース

2004年4月5日から6月18日まで、フィリピンより1名の医師を受け入れ研修を行いました。詳細はファイナルレポートをご覧下さい。
    2回目ファイナルレポートはこちら




■初回(1回目)のJICAコース

は、2002年9月24日より12月20日までの約3ヶ月、 フィリピンとインドネシアより2人の医師をお迎えし研修を行いました。