外眼部外来   

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外眼部外来について : 上笹貫 太郎

外眼部外来では、眼瞼、眼窩疾患の専門的診断、治療を担当し、毎年200~250人程度の新規患者が受診しております。
眼瞼疾患は、眼瞼下垂や眼瞼皮膚弛緩症、眼瞼内反症、睫毛内反症、外傷などが挙げられます。
先天眼瞼下垂は、老人性眼瞼下垂でよく用いられる挙筋短縮術では効果が不十分であることが多いですが、
当科ではゴアテックスを用いた前頭筋吊り上げ術を積極的に行い、良好な結果を挙げております。
また、症例に合わせて様々な術式をオーダーメイドで組み合わせることによって、対応が困難な再発例などでも積極的に治療を行っております。
また、眼瞼、眼窩の腫瘍に対しては、ステロイド治療、放射線治療、外来での切除から全身麻酔下摘出術まで幅広い治療を行っております。
年間の手術件数は、外来手術も含めますと200件程度(2015年)ですが、年々増加傾向にあります。
主に眼瞼が対象となることから、視機能のみならず整容面にも十分留意して治療を行うよう心がけています。