地方から世界レベルの眼科学へ、そして世界から地方へ
感覚器病学講座 眼科学分野
地方から世界レベルの眼科学へ、そして世界から地方へ
鹿児島大学眼科学教室のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
私たちは、日本の一地方である鹿児島から世界へ医療情報や研究を発信し、
同時に世界レベルの眼科医療や研究を地元に還元することを目標に頑張っています。
以前から、地方では東京などの大都市圏に比べ情報やものが届くことが遅く、大きなハンディになっていました。
そのため、地方は医療、研究、教育など全ての点で劣っているとされてきました。
しかし、今は違います。インターネットを使うことで世界中の情報が直ちに得られますし、必要なものが世界中から手に入ります。
私たちは、そのことを強く認識して、情報に特化した活動を心がけています。
臨床面では、南九州の最終病院として、最も紹介の多い網膜疾患を中心に診療しています。
糖尿病、黄斑変性などのメディカル、網膜剥離などのサージカル、また網膜色素変性症などの変性疾患、
さらには視力不良の方のためのロービジョンにも力を入れています。
それ以外にも、緑内障、角膜、白内障、腫瘍、眼形成などもチームを作って取り組んでいます。
緑内障は研究面、治療面でも活発に活動しており、それらの成果を数多くの海外学会で発表しています。
それと同時に海外施設と共同研究を行い世界最新の治療法をいち早く取り入れています。
研究面では、主にインターネットを駆使した画像処理、数理処理、情報処理のテーマについて、
ビッグデータ、人工知能などを用いた診断、病態生理研究を行っています。
このような研究は、インターネット回線さえあればどこでもできます。
アイデアが勝負ですが、これは地方であろうが、中央であろうが関係ありません。
現在オリジナリティの高いアイデアを用いた解析を行い、多くの論文発表、特許申請をしています。
さらにインターネットを通じて全国の大学や施設とネットワークを作り、
I to T (internet of things)の眼科領域への導入について研究しています。
大学の使命とは、新しい価値の創造です。
しかし、眼科のような医学部臨床講座の場合、最適の医療を地元に提供することも求められています。
私たちは、その両方で世界レベルの仕事を行うことを目標として活動しており、着々と成果をあげつつあります。
その一端をこのホームページでご理解いただき、ご意見をたまわればと思います。
仲間に加わりたい方がおられれば、大歓迎です。 一緒にやりましょう。