鹿児島大学 医歯学教育開発センター

実施報告 平成24年度(2012年)

平成25年度医学科シラバス入力説明会
日時 @2013年1月30日(水)15:00〜16:30 A2013年2月19日(水)16:00〜17:30
主催 学務課医学教務係、医歯学教育開発センター
会場 共通教育棟3階 301講義室
講師 田川 まさみ(医歯学教育開発センター)
概要 シラバス作成の基本事項およびシラバスシステム入力の解説を30分で行い、その後、参加者に入力作業を行っていただきながら、カリキュラム及びシラバス入力に案する質問にお答えします。開始時間に間に合わない場合も、時間内に会場においでいただいた先生の質問にお答えします。
申込み

学務課医学教務係(担当者 伊藤)まで直接ご連絡ください。

締切@1月29日 A2月18日

桜ケ丘キャンパス学習支援システムの活用
日時 2013年2月4日(月)16:30〜18:00
主催 医歯学総合研究科FD委員会
共催 医学部FD委員会医学科FD部会
資料 ポスター
会場 共通教育棟6階インテリジェント講義室
対象 研究科、医学部、歯学部授業担当者、附属病院教職員
講師 村永 文学(医学部歯学部附属病院 医療情報部)
概要 桜ヶ丘の教職員21名が参加した。桜ヶ丘キャンパスでe−learningシステムとして利用できるMoodle、学生の学習履歴書ともいえるe−portfolioシステム、遠隔医療相談を実現するITKarteシステムの紹介の後に、参加者はテスト用のIDパスワードを用いて、Moodleシステムを用いたオンラインでの教材の提供・レポートの収集・小テストの実施等、集合型対面教育の支援に役立つ機能を中心としたコース運営の実習を行った。事後アンケートでは、参加者の75〜85%が講習した機能を一部、あるいは十分に使える、80%がMoodleを用いた教育・研修を実施したいと回答し、今後の教育への活用が期待された。
入学試験における面接の評価方法
日時 2013年1月29日(火)15:00〜17:00
主催 医学部FD委員会医学科FD部会
共催 医学部入試委員会医学科部会
会場 医学部第一会議室
対象 入学試験面接試験担当教員
講師 FD部会委員、入試委員会委員、他
概要 医学科の入学試験において受験生の能力を引き出し、アドミッションポリシーに基づく妥当性、信頼性、客観性の高い評価を実施するために、講演およびロールプレイにより面接担当者に必要な能力の習得を行った。
第1回 学生と教員が教育を考える会
日時 2013年1月16日(水)18:00〜19:30
主催 医歯学教育開発センター
資料 ポスター
会場 共通教育棟402講義室
概要 学生が積極的に学びたいと思う教育環境で良いより学びをするためには、学生の視点、意見はたいへん重要です。本学の教育の問題点を改善し、より向上させるために、学生と教員が意見を交換することを主旨として本会を企画しました。また教員と学生は対等であり、自由な意見を述べ、お互いに尊重することを原則として、和やかに意見交換を行いました。まず始めに、伊藤渉さんから医学科3年生を対象とした教育、学生生活に関する調査結果の報告がありました。学生から改善が指摘された講義と配布資料、学生からの質問の収集と回答、医学科の教員が実施する講義の意義、目的、「わかる」授業とそれをきっかけに学習することの重要性について、日頃考えていることや提案などを話し合いました。図解を中心とした教科書と厚い教科書を用いた学習方法が望ましいと教員は考えています。学生からは教科書が利用できる学習環境整備が求められました。試験に関しては、試験の形式も過去問の活用も、試験対策の学習ではなく、必要な領域、内容を理解する望ましい学習につながることの重要性について意見が出されました。学生と教員が自由に意見交換することは必要であり、今後継続して実施してくこととより、改善を実現するための機会としたいと考えています。多くの学生、教員に参加していただける会にしていくことが確認されました。
医療系教育におけるeラーニングと電子教材:その有用性および課題と対策
日時 2012年10月31日(水) 17:00〜
主催 医歯学総合研究科FD委員会
共催 医学部FD委員会医学科部会
資料 ポスター
会場 鶴陵会館 中ホール
講師 吉田 素文 先生 (九州大学大学院医学研究院 医学教育学教授
附属図書館 副館長(付設教材開発センター兼任)
大学院東郷新領域学府ライブラリーサイエンス専攻 教授)
概要 九州大学では平成15年に合同学習プログラムの開発と教育リソースの共有化を目的とした医療系総合教育研究センターを設置し、学際的チーム医療教育のwebシステムを活用した学習用コンテンツの作成を行った。シミュレーション教育やオンラインテストは学生の自主学習を推進する教育であり、現代GP終了後も継続して実施する「情報統轄本部」の設置につながった。

eラーニングシステムを用いた双方向性授業は学生の授業中の態度を見違える程改善し、講師の意欲も向上した。講師が操作方法を修得し事前に準備する必要があり、慣れない教員のサポートをする技術職員も必要になる。大学の基盤整備や教員のeラーニングリテラシーの向上が求められる。更にコンテンツの情報処理をめぐる諸問題の解決が必要である。九州がんプロフェッショナル養成プランのeラーニング作業部会では大学間のネットワーク構築を行い、さらに筑波大学開発のeラーニングクラウドへと移行した。この一連の活動を通じて医療系の教員が作成する教材は最新の科学的根拠を示す必要から他者の著作物が含まれており、著作物を教材として利用するための課題に直面した。九州大学では文科省への上申とガイドラインを作成した。

教育目的のために著作物を複製することは許諾を得ずにできることになっているが、遠隔授業の場合は「同時中継」が条件となっているため、eラーニングには適応されない。出版者等の著作権団体のガイドラインによると雑誌のひとつの記事や書籍の章から、図表は3つまで、1冊の書籍からは5つまで許可無しに利用可能であり、出所の明示と原型保持が条件となる。この条件内での翻訳、翻案も可能である。これに該当しない場合は使用許諾を機関として申請する。現状に即した効果の高い教育を実施していくためには、医療者に適したガイドラインの作成や教育機関、行政の対応が求められている。

eラーニングによる遠隔授業に関しては、大学設置基準、大学院設置基準に基づき、教員若しくは指導補助者が授業終了後速やかにメールや掲示版で十分な指導を行い、対面授業と同程度の教育効果をあげていると委員会、教授会で認めることが要件とされる。動画を配信するだけでは不十分であり、質問の機会やミニテストを実施することで、双方向の学習が保証される。卒業要件124単位のうち94単位は対面授業が必要となるが、30単位以上を遠隔授業で実施することは認められている。

平成24年度第5回チューター養成講習会
日時 2012年10月5日 16:00〜18:00
主催 医歯学教育開発センター
会場 共通教育棟 301講義室
講師 田川 まさみ(医歯学教育開発センター)
対象 基礎臨床統合カリキュラムでチューターとして学生指導にあたる教員・医員・大学院生・他(必須)
概要 チュートリアル教育を効率的に実施するために、学習の基本とチュートリアルでの学習の進め方、学習効果を高めるファシリテート方法、学生の評価方法について解説し、模擬チュートリアルを行った。
平成24年度 最終試験問題作成説明会
日時 2012年7月9日(月) 16:00〜17:00
主催 医歯学教育開発センター
会場 共通教育棟 401講義室
講師 田川 まさみ(医歯学教育開発センター)
対象 コースコーディネーターの先生方および作問担当の先生方
概要 最終試験の目的、国家試験出題基準の変更点、作成にあたっての注意点などについて説明を行った。
Ann C.Jobe先生(ExecutiveDirector,CSEC,NBME & ECFMG,USA)との医学教育に関する検討会
日時 2012年7月5日(木) 9:30〜11:30
主催 医歯学教育開発センター
会場 第一会議室(管理棟4階)
対象 医学科教員・指導医、医学科OSCE運営関係者
概要 Ann C. Jobe先生は、現在NBME (海外医学部の卒業生はECFMG)が米国の医師資格試験としている USMLE step2 CS(OSCEの形式で実施される臨床の実技試験)の責任者として活躍されています。Jobe先生は7月4日に本学医学科6年生を対象として実施したOSCEを見学されました。翌7月5日に実施した検討会では、Jobe先生から本学のOSCEについて講評いただき、教員、OSCE運営担当者等と医学部卒業時のOSCEと医学教育について討議を行いました。

本学で実施しているように6年生のOSCEでは統合された能力を模擬患者に対する診療で評価することは非常に重要であり、課題や模擬患者のトレーニングなどよく準備されていると評価していただきました。本学では3日間にわたる試験のため、課題漏洩を考慮して異なる課題を使用していますが、試験の妥当性から3日間に同じ領域の能力を異なる課題で評価できるような計画が望ましいこと、また、学習すべき症候や疾患リストを臨床実習開始時に必須項目としてあらかじめ学生に開示するなど、教育の改善をすることにより評価の意義が高まると考えられました。High-stakesな>OSCEであるUSMLEでは12課題 8時間の試験時間です。本学の試験では現在受験生一人当たり3課題 90分を課しており、設備や時間の制限よりこれ以上増やすことは難しいのは十分に理解できるが、可能であれば信頼性を向上させるために課題を増やす必要性も指摘されました。共用試験実施評価機構が提示している標準的診察手技(胸部診察)は、米国で医学生に指導している手技と比較しても女性患者の羞恥心に十分配慮されているとはいえません。そのため日本では女性模擬患者での胸部診察手技等をOSCEで評価することが難しい現状があり、本学では各種シミュレータをOSCEで使用しています。評価を改善するためのシミュレータの使用方法についてサゼスチョンをいただき、また新しいシミュレータ開発の必要性も指摘されました。

学生個人の評価であるOSCEの討議に引き続き、医学教育プログラムの評価である認証評価に関するECFMGの方針と、必要とされる世界基準にそった各国の認証評価についてご紹介もありました。本学の教育の実際について、グローバルに求められている教育の質をふまえた討議をすることができ、たいへん有意義な検討会でした。

平成24年度 6年OSCE評価者説明会
日時 2012年6月27日 (水) 16:00〜17:00
2012年6月28日 (木) 17:00〜18:00
2012年7月 2日 (月) 16:00〜17:00
主催 医歯学教育開発センター
会場 共通教育棟 301講義室
講師 田川 まさみ(医歯学教育開発センター)
対象 6年OSCEの学生評価にあたる教員、医師
概要 試験の運営、評価者の業務、学生の評価方法について説明を行った。
平成24年度第4回チューター養成講習会
日時 2012年4月24日 16:00〜18:00
主催 医歯学教育開発センター
会場 共通教育棟 401講義室
講師 田川 まさみ(医歯学教育開発センター)
対象 基礎臨床統合カリキュラムでチューターとして学生指導にあたる教員・医員・大学院生・他(必須)
概要 チュートリアル教育を効率的に実施するために、学習の基本とチュートリアルでの学習の進め方、学習効果を高めるファシリテート方法、学生の評価方法について解説し、模擬チュートリアルを行った。
21名の教員・医師等が参加した。
平成24年度CBT問題作成説明会
日時 2012年4月9日 16:00〜17:00
主催 医歯学教育開発センター
会場 共通教育棟 402講義室
講師 田川 まさみ(医歯学教育開発センター)
対象 作問依頼者
概要

1.CBT問題作成講習会の報告
2.CBT問題作成マニュアルの説明
3.その他
4.質疑応答

現在

 

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