1.職種:特任研究員(事業化のプロジェクト・マネージャー)
2.所属:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科
3.業務内容:本学発の医薬シーズの臨床開発から実用化に関する、プロジェクトマネジメント業務支援*
(1)非臨床試験や臨床試験の管理に関する業務
(2)製薬企業やベンチャーキャピタル等との契約に関する業務
(3)その他、医薬開発に関する実務 (知財関連業務、調査業務、書類作成業務等)
*従事する医薬開発プロジェクト概要は後述。
4.必要な資格等:①博士の学位を有する方、または同等の学識、実務経験等の能力を有する方
②特に、企業や大学等において、上記「業務内容(1)~(3)の実務経験・知見を
有する事が望ましい。
③プロジェクトの成功に向けて意欲と協調性、事務処理能力、コミュ二ケーション能力を
有する方
5.雇用期間:(応相談) ※年度毎の更新の可能性あり。最大5年限度
6.給与:※従事する業務内容、職歴、経験年数に応じて、鹿児島大学給与規程の範囲内で決定
7.諸手当:通勤手当有 ※鹿児島大学の規定に準じる
8.給与の支給:末日締め、翌月払(21日)
9.勤務時間等:9:00-17:45(休憩 60 分)
週 5 日勤務 年次有給休暇、年末年始・夏季休暇有 (原則、残業はなし。ただし、事業の進捗
により残業の可能性あり。
最大1日あたり2時間程度。) ※鹿児島大学の規定に準じる
10.休暇:あり(勤続6月、8割以上勤務の後、10日を付与)
11.各種保険等:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険
12.その他:車通勤可
13.選考方法:第一次選考 書類選考
第二次選考 オンライン面接
※一次選考結果の連絡と同時に、面接の方法、日時をご連絡いたします(応相談)。
※選考結果は、応募締切日以降1週間を目処にemailにて連絡いたします。
14.提出書類:(1)履歴書(写真貼付)
(ア)氏名、現職名、生年月日、現住所、連絡先(電話番号、emailアドレス)
(イ)学歴(高等学校卒業以降)
(ウ)職歴(研究歴)*年については西暦のこと
(2)これまでの業務実績、研究実績、学位、資格等(書式自由)
(3)着任後の業務に対する抱負(書式自由)
※下記事項を加味して自由に記載してください。
(ア)自らの特質、強み、当該職務に関して貢献できる点
(イ)自らのキャリアに関する目標と当該職務との関係
15.書類送付先:〒890-8544 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8丁目35-1
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 遺伝子治療・再生医学分野
小戝健一郎
16.問い合わせ先:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 遺伝子治療・再生医学分野
小戝健一郎
電話: 099-275-5219 ファックス: 099-265-9721
e-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
*対象医薬開発事業概要:
小戝研究室は、癌免疫遺伝子治療の研究を欧米で25年程前に世界に先駆け開発し (PNSA 1995, 1996 et al)、その後、従来技術を凌ぐ次世代OVを網羅的に作製・解析可能な唯一のプラットフォーム技術の「多因子制御の増殖型アデノウイルス:m-CRA」を、本邦で独自開発した(Gene Ther 2005)。第一弾医薬のSurv.m-CRA-1は、既存・競合医薬の性能を凌ぐ性能を科学的に明らかにし(Cancer Res et al.)、その実用化の価値を認められ厚労科研事業、AMED橋渡し事業シーズCなどの大型事業で、グローバル実用化に耐えうるGMP医薬品の製造、GLP準拠の非臨床試験を海外専門機関で進めた。さらに本学でSurv.m-CRA-1のFirst-In-Humanの第I相医師主導治験(本技術分野本邦2例目、地方大学初)も実施・終了し、世界の競合技術を凌ぐ有望な結果(安全性と治療効果)がヒト骨軟部肉腫の患者で得られている。
さらに膵癌の医師主導治験も実施中で、また骨腫瘍での医薬品承認を視野に入れた多施設共同第二相試験を近く実施する予定であり、さらに複数の次世代医薬シーズ(様々な免疫誘導遺伝子を搭載したm-CRA)の研究開発も強力に進め、これら一連の技術は国内、国際特許として知財確保している。またこれらの医薬シーズをさらに価値を高めて、効率的に実用化(製薬会社へのライセンスなど)へと進めている。本プロジェクトにおいては、ベンチャー企業による事業化を視野にいれて開発を行う。