【卓越研究員】助教(テニュアトラック)
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 遺伝子治療・再生医学分野(小戝研究室)
(http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~anatomy2/index.html?device=desktop)
癌特異的増殖・殺傷するように遺伝子改変した「腫瘍溶解性ウイルス」(OV)に、免疫遺伝子を搭載して劇的な癌免疫誘導を可能とする「腫瘍溶解性免疫治療(癌免疫遺伝子・ウイルス治療」は、2015年末の欧米医薬承認のように、革新的な癌免疫治療の研究分野として世界的に期待されています。我々は、「局所治療で全身性抗腫瘍免疫誘導」という癌免疫遺伝子治療の新戦略コンセプトを、25年前に世界に先駆け開発しています(Proc Natl Acad Sci 1995 & 1996, Cancer Res 1996 et al.)。さらに我々は、従来技術を凌ぐ次世代OVを網羅的に作製・解析可能な唯一のプラットフォーム技術の「多因子制御の増殖型アデノウイルス:m-CRA」を、本邦で独自開発しました(Gene Ther 2005, 国際特許取得)。実際にスクリーニング的に見出した第一弾医薬のSurv.m-CRAは、既存・競合医薬の性能を凌ぎ(Cancer Res 2005, J Trans med 2014, 日本遺伝子治療学会2013年award et al., 国際特許取得)、さらに本学でのFirst-in-humanの医師主導治験でも有望な治療効果を示し、グローバル実用化に向けて推進しています(AMED革新がん事業:代表 平成30-32年度)。さらに癌転移も有効に治療できる免疫遺伝子搭載のSurv.m-CRA-2の非臨床開発も推進し(AMED橋渡し事業シーズB: 代表 平成29-31年)、基礎研究レベルではこの「唯一のプラットフォーム技術」で新規免疫誘導遺伝子搭載m-CRAの網羅的開発を強力に進めています(AMED橋渡し事業シーズA、文部科研など)。さらにm-CRA技術応用で、再生医療の腫瘍化の問題克服への新技術開発にも成功し、m-CRAの高性能をさらに実証しました(Mol Ther Methods Clin Dev 2015, Featured article)。今回、「革新的な癌免疫遺伝子・ウイルス治療を目指した新規免疫遺伝子搭載のm-CRA開発と再生医療応用の基礎研究」に、熱意を持って取り組む助教1名を募集します。
*分子細胞生物学の研究が主体ですが、遺伝子治療(ウイルスベクター)の研究経験は問いません。がん免疫学のバックグランドを有する方も歓迎します。基礎研究を推進しながらも、AMED大型研究に必須の医薬開発の専門知識も習得できます。
*研究内容は分野HP(http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~anatomy2/index.html?device=desktop)の「卓越研究員」(バナー等)の欄も参照ください。
1.所属:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科・遺伝子治療・再生医学分野
2.職名・人員:【卓越研究員】助教(テニュアトラック・任期5年) 1名
3.内容:大学院・学部における教育(組織学)・研究。
学生の研究指導および実習などの担当を含みます。
【研究キーワード】腫瘍治療学、癌免疫、遺伝子治療、ウイルス治療、
ウイルスベクター、再生医療、分子生物学
5.着任時期:2018年12月1日(12月1日〜、2018年度中できる限り早期)
6.応募資格・応募方法:
本公募は、文部科学省平成30年度卓越研究員事業に沿って行います。
http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/index.htm
応募資格は文部科学省平成30年度卓越研究員への申請資格に準じます。
応募者は以下のURLより日本学術振興会が設置・運営する電子申請システムを通じて卓越研究員候補者になるための申請を行ってください。
https://www.jsps.go.jp/j-le/index.html
提出された書類などにより一次選考を行い、書類審査を通過した方に対して面接を行います。
なお、その際の交通費は支給できませんので、予めご了承下さい。
7.締切:卓越研究員の申請締切:2018年11月1日(木)
8.その他:
給 与:鹿児島大学職員給与規則による
勤務時間:裁量労働制を適用
休 日: 日曜日(法定休日)及び土曜日・国民の祝日に関する法律に規定する休日
12月29日~翌年1月3日までの日
保 険 等:文部科学省共済組合
研 究 費:卓越研究員公募要領に基づく研究費を初年度及び次年度に支給
9.問い合わせ先:
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科等
事務部総務課研究協力・倫理審査係(田尻)
電話番号:099-275-5219
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研究内容の詳細につきましては、こちらもご覧ください。
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