小戝健一郎教授が「第1回かぎん未来創造プランコンテスト」で事業化部門グランプリ(最高賞)を受賞しました
1月20日に鹿児島市のかぎん会館withで開催された「第1回かぎん未来創造プランコンテスト」において、本研究科(遺伝子治療・再生医学分野)の小戝 健一郎教授が、「独自開発の革新的がん治療薬の実用化事業による新たな地域産業の創出」というプランで、最高賞の「事業化部門グランプリ」(賞金30万円)を受賞しました。
このコンテストは、独創性のあるビジネスプランを持つ学生や教職員を発掘し、事業化に向けた支援を行うことで地域活性化およびベンチャーマインドあふれる人材の育成を目指すことを目的に今回初めて開催されました。新規性・独自性の高いビジネンスプランを本格的に競う事業化部門に加え、その前段階となるアイデア部門の2部門で競われました。計27件の応募の中から、1次選考を通過した各6組がファイナリストとして1月20日の本選会でプレゼンテーションを行い、6人の審査員によりグランプリ、準グランプリ、特別賞が選ばれました。
小戝教授のプランは、これまで省庁の大型研究事業に採択されて鹿児島大学で進めてきた革新的ながん治療薬の研究シーズを元に、医療革命を目指すバイオ創薬ベンチャーを鹿児島に創業するものです。つまり鹿児島にグローバルに通用する新産業を創出することで、産学連携や雇用の創出を含めた、真の地域の活性化を目指しています。高い科学的・社会的な価値のみならず、具体的な事業計画も綿密に練られており、これらの点が厳正に審査された結果、最高賞に選ばれたものです。
この成果は、南日本新聞ならびに各テレビ局にて広く報道されました。