H26年度 市民公開講座・鹿児島大学公開講座 「バイオ研究が切り開く最先端医療への道」開催のご案内
大学公開講座は約60名という多くの方にご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。
※大学公開講座の風景はこちらをご覧ください。
日時:2014年7月19日(土) 14:00?17:00(受付13:30より)
場所:鹿児島大学医学部 鶴陵会館 ウィリアム・ウィリスホール(〒890-8544 鹿児島市桜ヶ丘8丁目35?1)
交通アクセス:バス:「大学病院前」または「歯学部前」下車
(鹿児島交通バス(大学病院行き)/市バス(18番線大学病院経由桜ヶ丘行き)
自家用車(地図参照)駐車場有り
対象者:学生・一般の方 定員250名(参加無料) 当日参加可能ですが、満席の際は事前登録をされた方を優先致します。
事前登録に充分余裕がありますので、申込締切を延長致しました。事前登録をお願いいたします。
・講演プログラム
【第一部】バイオ研究の現場より
講演1「再生医療の臨床応用の現状?iPS細胞の中心として」
三井 薫:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 遺伝子治療・再生医学分野 講師
講演2「癌への遺伝子治療の独自開発と本学での医師主導治験を目指して」
小戝 健一郎:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 遺伝子治療・再生医学分野 教授
【第二部】臨床試験の現場より
講演3「医薬品の開発?治験実施の流れ?」
二川 俊隆:鹿児島大学医学部・歯学部附属病院薬剤部 治験薬管理主任
講演4「大学が主導する新規医療開発の実際」
角 栄里子:京都大学医学部附属病院 臨床研究総合センター 早期臨床試験部 助教
【公開講座 概要】
第一部では、“基礎研究から得られた新しい知見がどのように医療へと還元されていくのか”についての一端について、私達が鹿児島の地で行っている研究を中心に、基礎研究の立場から講演いたします。
講演1では、神戸理化学研究所で実施中の、iPS細胞による世界初の臨床研究である「加齢黄斑変性」を初め、日本国内でどのように再生医療が臨床分野へと応用されているのか、また私達の行っている研究との関わりなどについてご紹介します。
講演2では、私達が独自に開発してきた癌の革新医薬としてのウイルス・遺伝子医薬の研究の概略と、その成果として計画準備している医師主導治験について、ご紹介する予定です。
第二部では、基礎研究の成果と実際の医療へと還元するために、一般の製剤実用化に繋がる正式な「治験」も含め、画期的な科学研究成果を実用化するための患者さんでの臨床研究について講演いたします。がんを含めた難病治療などのために新たに開発された“医薬品”について、「治験」として患者さんで実際に臨床試験を行わせていただくには、その薬自体ならびに治療による安全性を十分に確認するために様々な試験を行い、正式な手続きを経て国の機関にて承認されるという、多くのことが必要となります。
講演3では、この「治験」とはどういったものなのかをわかりやすく紹介し、また講演4では、講演2で紹介しますように(製薬会社ではなく)大学で行われる医療開発がどのように行われているのかを紹介する予定です。
事前登録方法:下記内容を明記の上、下記問い合わせ先e-mailアドレスの御申込みください。
e-mailの件名を「公開講座申込み」としてください。
お名前・ご職業または学年・ご連絡先e-mailアドレス・参加人数
(申込みに際しご記入いただいた個人情報は、公開講座への申込みの確認、連絡以外の目的には使用いたしません。)
★講師の先生に質問がある場合は、事前登録の際にご記入ください。
なお、時間の都合によりすべての質問にはお答えできない場合があります。予めご了承ください。
申込み締切:2014年7月18日(金)
問い合わせ先:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 遺伝子治療・再生医学分野(担当:三井・板敷)
TEL:099-275-5219,FAX:099-265-9721
e-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。(板敷)
HP:http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~anatomy2/
主催:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 遺伝子治療・再生医学分野
後援:鹿児島県、鹿児島市、鹿児島県医師会、鹿児島市医師会、南日本新聞社、朝日新聞社、共同通信社、
NHK鹿児島放送局、株式会社鹿児島放送、KTS鹿児島テレビ、KYT鹿児島読売テレビ
----- 今回の発表の一部は、下記公的研究事業の成果です。
厚生労働科学研究費補助金 難病・がん等の疾患分野の医療の実用化研究事業/革新的がん医療実用化研究事業
「難治癌を標的治療できる完全オリジナルのウイルス遺伝子医薬の実用化のための前臨床研究」
(研究代表者:小戝 健一郎)
文部科学省「橋渡し研究加速ネットワークプログラム」研究開発施設共用等促進費補助金 シーズC
「独自開発の増殖制御型ウイルス医薬の難治癌への医師主導治験」
(拠点名:京都大学/研究代表者:鹿児島大学 小戝 健一郎)