教室の歴史

写真

岡元 健一郎 教授開講20周年記念 1966年5月22日

1943年4月県立鹿児島医専が設置され、1944年8月皮膚泌尿器科学講座に椛島強一教授が赴任した。
終戦を迎え退職した椛島教授の後任として1946年5月に岡元健一郎教授が就任し、鹿児島大学医学部泌尿器科学講座の礎石が築かれた。
1949年4月県立鹿児島医科大学、1952年4月鹿児島県立大学医学部、1955年7月鹿児島大学医学部となり皮膚泌尿器科学講座として活躍が続いた。
1965年4月皮膚科学講座が分離独立し、岡元健一郎教授が泌尿器科学講座を主宰することになった。
岡元健一郎教授が37年間の教授席を全うされ1983年3月定年退職された。
事実上の初代教授であり、この間に教室の研究体制は組織化された。
岡元健一郎教授の後、1983年7月から1999年3月の定年退官まで大井好忠教授が教室を主宰した。
この間、医局員の数や関連病院は飛躍的に増加し、診療面の充実とともに、尿路性器感染症、尿路性器腫瘍の研究においても発展を遂げた。
続いて1999年11月から2021年3月の定年退官まで中川昌之教授が教室を主宰した。
診療においては、それまで開腹手術が主であった手術形式が、2010年の腹腔鏡下腎摘除術を皮切りに、腹腔鏡手術やロボット手術に移行し定着することとなった。
研究面においては、博士号取得者が43名に達し、尿路腫瘍関連論文を主に論文発行数は130報を超え、飛躍的に増加した。
2021年4月から第5代教授として榎田英樹教授を迎え、診療、研究、教育レベルのさらなる向上を目指している。

人事

教授

1944年08月~1946年03月 初代 : 椛島強一教授
1946年12月~1983年03月 第2代 : 岡元健一郎教授
1983年07月~1999年03月 第3代 : 大井好忠教授
1999年11月~2021年03月 第4代 : 中川昌之教授
2021年04月~現在 第5代 : 榎田英樹教授

助教授 ・ 准教授

1948年11月~1953年08月 下稲葉 耕作
1957年04月~1965年12月 阿世知 節夫
1966年01月~1972年01月 斉藤 宗吾
1972年05月~1983年07月 大井 好忠
1984年06月~1991年03月 坂本 日朗
1991年08月~2000年06月 後藤 俊弘
2001年07月~2006年12月 川原 元司
2007年06月~2012年03月 西山 賢龍
2012年04月~2021年03月 榎田 英樹
2021年04月~現在 山田 保俊(血液浄化療法部)
2022年08月~現在 鑪野 秀一