動物は、水分や栄養、睡眠が不足すれば、それぞれの生理的欲求を充足する行動を選ぶ事ができます。しかし、何か行動をした後、実際に生理的欲求が充足されるには、数分以上、場合によっては数時間という、長い時間がかかります。この時間差により、脳は必ず予測を用いて行動選択する必要に迫られます。私達は、脳がどのように予測するのかに着目し、その意思決定の仕組みを理解したいと考えています。
また脳は体からのシグナルを受け取り、適切な行動が何か、予測して選択する事ができます。これは脳にとって「価値」のある行動が、体の状態によって決まっている事を意味しています。これは機械学習(価値関数を人間が決めてしまう)との大きな違いであり、生物が適応的に行動できる重要な仕組みである、と考えています。この脳と体の相互作用を理解する事で、「こころ」と「からだ」の健康と疾病の理解に貢献したいと考えています。
そのために、
などの様々なウェット・ハードの技術を自ら開発し、研究を進めています。
具体的には、
また、
等、様々な研究を鋭意進めていきます。
研究をしてみたい人・大学院生・ポスドク募集中 (more info) !