私達は、体の不均衡を解消する為に、様々な行動を学習し、選択する事ができる脳の仕組み、「意思決定」の研究をしています。
意思決定の神経回路メカニズム
私達はこれまでに、動物がどのように環境を理解し、その知識を用いて予測的に行動を選択するのか、その神経メカニズムの一端を明らかにしてきました (Hamaguchi et al., PNAS 2022)。2次運動野の神経細胞は、運動の数秒前から将来の行動を表現する準備活動を示します。私達は、1)この準備活動が単なる運動準備ではなく、いまから行う行動の価値を表現している事、2)過去に良かった行動の価値に加えて、知識から来る予測に基づいて、行動の価値を調節している事、を明らかにしました。私達は、この準備活動ニューロンから遡り、どのように脳内で価値が計算され、行動に影響を与えるのか、明らかにしたいと考えています。
匂い誘発性鎮痛の神経科学
摂食調節における大脳皮質の役割
More will coming soon – stay tuned. (March 1st 2025)