平成29年3月24日、助産学コース第2期生5名が修了の日を迎えました。
この2年間、たくさんの方々にご支援・ご協力を頂きました。心よりお礼申し上げます。
日時 | 平成29年3月3日 |
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場所 | 宮崎大学医学部総合教育研究棟 |
わたし達鹿児島大学大学院で助産学を学んでいる1,2年生12名は、学生交流集会に参加し「学生からみた離島実習」というテーマで発表しました。他校の助産学生や教員の方々も参加され、質問も多く意見交換をすることができました。本学大学院で実施している離島・地域母子保健学実習Ⅰ・Ⅱは、学生自らが課題について考え、実習計画を作成し、実習施設と主体的に連絡し、実習を遂行することが特徴です。今回の交流集会では、助産学生同士が顔を合わせ、言葉を交わし、意見交換を行うことで、県を超え、学校・大学を超えたネットワークの広がりの基礎づくりができたと考えます。今後、助産師としてのあり方を考える良い機会となりました。さらに、各学校のカリキュラムを知ることができ、助産師教育についても新たな考えを得ることができました。
このような、学生交流会ができるならば、さらに、他校の状況を知ることができ、学生時代からネットワークを作ることができるので、今後もこのような学生の交流集会を是非開催していただきたいと強く思いました。
日時 | 2017年2月18日(土)〜24日(土) |
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参加者 | 鹿児島大学大学院保健学研究科助産コース 学生11名 鹿児島大学大学院臨床看護学講座 学生1名 鹿児島大学母性・小児看護学講座 教員2名 |
訪問施設 | Clutha Health First施設(バースセンター)、Otago Polytechnic大学 |
研修内容 | 上記の施設見学、LMC助産師との交流会、学生との交流会、 現地の学生に対する日本・鹿児島の紹介プレゼンテーション |
今回訪れたバースセンターは日本でいう助産所のようなところですが、ここでは助産師と女性の関係性の構築の特徴や日本との分娩方法や入院形態の違いなどを、現地の助産師さん達の話を伺い、知ることができました。また、ダニーデンにあるOtago Polytechnic大学の助産コースの講義の様子を見学させていただき、ニュージーランドの教育システムを学び、現地の学生の積極性に刺激を受けました。助産師の自律だけではなく、学生自身がすでに自立している姿を見て、自分たちの学生としての姿を見直すきっかけともなり、とても有意義な貴重な体験をさせていただきました。振り返りとして報告会も実施いたします。報告会は、大学、学部学生、臨床指導者に行います。
ニュージーランドの特徴的なマタニティ・サービスであるLMC(Lead Maternity Career)とは、女性は妊娠するとLMCと, 出産する場所を自由に選ぶことができます。LMCになれるのは、助産師、かかりつけの医師、産科医であり、女性が主体的に自分でお産のパートナーを決めることができ、90%の女性がLMCとして助産師を選んでいます。
Clutha Health First施設(バースセンター)の助産師さんと交流しました。 |
ニュージーランドでは水中出産が多く、各分娩室にはプールが設置されていました。 |
Otago Polytechnic大学の方々と。 |
大学の正門に日本の国旗が掲げてありました。ニュージーランドの方々のおもてなしの心を感じました。 |
大学の入り口にはWelcomeボードが設置され、鹿児島大学を歓迎してくださいました。 |
大学では、一年生、二年生の講義を見学させていただき、学生の積極性と少人数教室での教育の魅力を感じました。 |
グループで思考錯誤しながら考えた内容を緊張しながら発表しました。
学年によって伝える内容が異なっていて、どのように伝えたらよいのかということに一番悩みましたが、学生さんの反応も良く、私たちも楽しく性教育を行うことができました。今回感じたことを今後の実践に活かしていきたいです。
2016年12月16日(金)に母性看護学の卒業研究発表会がありました。
母性看護学の教員から指導を受けた学生19名が卒業研究を発表しました。準備から司会進行・座長まですべて学生により行われました。質疑応答も活発に行われ、とっても有意義な時間となりました。
国際協力レポーターとして2016年10月22日から30日までアフリカのセネガルに行ってきました。国際協力レポーターという企画は、日本のODAの現場を視察し、国民に伝えるという目的でjicaが行っています。母子保健プロジェクトの視察ということでセネガルの病院も視察させて頂きました。
セネガルでは、途上国支援の最前線で現地の人と共に働く日本人看護職の姿を見ることができました。日本発祥の母子健康手帳をセネガルで導入していたり、妊婦さんが主体的に取り組むお産を支援していたりと日本の医療技術や支援が途上国で役立っていることを学びました。地域の人々も巻き込みながら妊婦さんたちをがっちりと支えている仕組みには日本でも生かせることがたくさんあると思いました。
毎日小学生新聞 11月21日掲載
・今回は、妊娠高血圧症候群の妊婦さん、貧血のある妊婦さん、1ヵ月児の離乳食などそれぞれ対象が異なる人に向けての食事を食材の栄養から、作り方、カロリーと多くのことを学びながら楽しく作ることができました。
・カロリーや栄養素のバランスを考えるのは大変だったが、とても勉強になった。
・内容を考えることは難しかったが、どの食材にどのような栄養素があるのかについても学ぶことができた。みんなの料理から学ぶことも多く、楽しく勉強することができた。
・調理前は、妊娠高血圧症候群の妊婦さんの料理は薄味なのではないかなどとイメージをしていたが、実際に調理をすると様々な工夫をすることで満足感のある料理を食べることができることが分かった。一回の食事の量も分かり、妊婦さんへの指導に活かしたいと思った。妊婦さんや褥婦さんの生活背景も考え、調理のしやすいさや調理時間等についても考慮するのはとても難しかった。
*お産後、疲れているお母さんたちには、風船などを使って目で見て分かるように工夫しました。 |
*優しくやわらかな雰囲気で接するよう心がけました |
*母乳の指導は、個別性があって難しいと思いました。 |
大学院生2名、修了生2名が、品川のプリンスホテルで開催された日本母性衛生学会で演題を発表しました。多くの若い助産師が参加し発表している姿をみたり、最新の産科に関する話題を聞いたりして刺激を受けていました。歌手の「さだまさし」さんの講演、歌も楽しむことができました。
ポスターでの発表
学会参加者
離島・地域母子保健学実習で瀬戸内町役場、龍郷町役場、県立大島病院、名瀬徳洲会病院で実習させていただきました。奄美は青い空と青い海、人も空気もとっても澄んだきれいな町でした。実習では、地域の方々と保健師や助産師などの専門職が連携して母子を支えている姿を見ることができ、離島ならではのリスクを抱えながらも、あったかい人とあったかい気候の中で優しいお産をしていることを学びました。
(1)無事、最終カンファレンスが終わりました! |
(2)1年生と2年生で頑張りました |
(3)奄美はクロマグロで有名です! |
(4)奄美を観光しました! |
私たちは、徳之島徳洲会病院、天城町保健センター、伊仙町保健センター、徳之島町保健センターで実習させていただきました。徳之島では、島ののびのびとした雰囲気やあたたかさを感じ、楽しく学びを深めることができました。徳之島は合計特殊出生率が高いことで知られており、「子宝の島」と呼ばれています。島ならではの地域で子育てを見守る環境を知ることができました。島のおいしく新鮮な料理をいただき、きれいな海と空、美しい花々を見て、とても充実した実習でした。
(1)徳之島の青い空、青い海 |
(2)花もとっても綺麗です! |
(3)徳之島の海岸から奄美を |
(4)最終カンファレンスの準備中 |
主催 | 鹿児島大学大学院助産学コース2年 |
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実施日 | 平成28年8月20日 |
場所 | 鹿児島大学桜ケ丘キャンパス |
テーマ | 鹿児島・宮崎助産師学生交流会〜これから助産師として頑張る仲間〜 |
目的 | 鹿児島・宮崎大学院助産学生教育について情報交換をする |
・不妊治療の変遷や最新のデータを学び専門知識を得ることができ、さらに、専門家からの講義でしたので、内容は興味深いものでした。
・各校のカリキュラムや研修制度、実習に関して、多様な視点から意見交換することができました。
・海外研修での助産学の学びについて具体的にプレゼンテーションをしていただいたので、質疑応答を行いながら海外の現状についても一緒に学ぶことができました。
・各大学院で行っている研究内容について、様々な視点で研究について考えることができました
・今回の交流会はとても良い刺激となったため、今後も継続していきたいと考えています。引き続き、助産学生が集まり活発な交流ができるようにしたいと思います。
・日程調整の時期が遅かったため、時期によっては、他大学院との調整も可能と思われるので、次回より早期の段階で計画できるようにしたい。
・今回は宮崎大学大学院2年生のみの参加であったため、1年生同士の情報交換ができなかったことが心残りです。
学部学生さんから「院生からの学びは刺激的でした。もっと勉強しようと思いました。」など嬉しい感想を頂きました。
平成28年6月20日に、大学院助産学コース一年生が、両親学級のデモンストレーションを実施しました。みんなしっかり準備をして、参加型の両親学級をしました。緊張しながらも一生懸命にしていたのが印象的でした。
両親学級などの集団指導では、参加者全員の力を引き出すことができるように助産師は配慮する必要があることを学びました。
実際に両親学級を行ってみると、人を動かすことが難しく、予想していないことも多く臨機応変な対応が求められました。
妊婦さんたちは不安などを抱えていることが多いので、ポジティブな言葉がけ(言葉を選んで)をしていきたいと思いました。また両親学級では、妊婦さんの知りたいことと、自分たちの伝えたいことの両方を伝えられるようにしていかなければならないと感じました。
両親学級は妊婦さんたちの口コミで広がるものでもあり、「来てよかった」と思ってもらえるようにしたいと考えました。