鹿児島では入浴死を予防するための取り組みとして、11月~2月の期間中、毎日ホームページ・テレビや新聞の気象予報でご覧いただくことができます。「入浴時警戒情報」LINE公式アカウントでは、鹿児島県内お住まいのエリアの警戒情報を受け取ることができます。
入浴死は主に65歳以上の方に多く発生することが知られており、高齢社会を背景に年々増加傾向にあります。入浴死者数は突然死全体の10%以上に相当し、全国で年間約1万4千件(交通事故死者数の3倍以上)と報告されています。
しかしその発生機序は未だ明らかになっておらず、現時点では冬季に暖かい部屋から寒い脱衣所及び浴室内、そして温かい浴槽内へと移動することで血圧が急激に乱高下することが原因ではないかと想定されています。そのため、入浴死発生の予防には個々人の努力が必要となっています。
鹿児島大学法医学分野では、一人でも多くの入浴死者数を減らすために、入浴死例のデータを解析することで入浴死が発生しやすい環境温度を特定し、毎日の気温情報から入浴死発生警報を鳴らすシステム(入浴時警戒情報)を発令しました。
\ 入浴時の対策について /
①入浴前に、部屋や脱衣所、浴室を温めておき、脱衣所⇔浴室間の温度差を少なくしましょう。脱衣所などに暖房器具がない場合は、浴槽にシャワーで給湯して蒸気で浴室の温度を上げることもできます。
②同居者がいる場合は、入浴時に声をかけ合うなどの対策をとりましょう。万が一の異変時には、早期発見が大切です。
③浴槽の温度は41度以下にして、設定水温を高くしないようにしましょう。すぐに浴槽につからず、心臓から遠いところからかかり湯をして入り、長時間の入浴を控えましょう。
②同居者がいる場合は、入浴時に声をかけ合うなどの対策をとりましょう。万が一の異変時には、早期発見が大切です。
③浴槽の温度は41度以下にして、設定水温を高くしないようにしましょう。すぐに浴槽につからず、心臓から遠いところからかかり湯をして入り、長時間の入浴を控えましょう。
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