お知らせ

HTLV-1関連脊髄症(HAM)は、1980年代に当科の納第二代教授が発見、報告した慢性進行性の脊髄疾患です。

HTLV-1は、世界でも日本、特に南九州に感染者が多いウイルスです。感染者の多くは無症候で一生を過ごしますが、約5%が成人T細胞白血病・リンパ腫を、約0.3%がHAMを発症します。

HAMは、HTLV-1が脊髄に炎症を起こすことで、痙性対麻痺、排尿障害等を引き起こします。

HAMの発見から40年以上が経過しますが、いまだに根治療法はなく、多くの患者様が有力な治療法の開発を待ち望んでいます。

 

今回、当科の吉田先生、野妻先生のグループが、HAMに対して有力な治療薬候補となりうる薬剤について、報告しました。内容詳細は、イギリスの国際医学雑誌Brainに掲載されています。

同薬剤は、基礎実験でHAMに対しての有効性が期待できる結果を得ています。また、すでに他疾患の治療薬として使用されており、重大な副作用が少なく、経口で使用できる点など、長期に使用する可能性が高いHAMにおいても有用な点が多くあります。

現在は、基礎実験の段階ですが、今後臨床試験等に進めるように準備が進められています。

 

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