我々、鹿児島大学第三内科の先輩である
システム血栓制御学講座 特任教授 丸山 征郎先生が2024年3月31日をもってご退官されました。
丸山先生は、研修医時代に出会われた多血症の患者さんが、脳梗塞と歯肉出血を起こしていたことに対して疑問を持たれたことをきっかけに、血液凝固学の道に進まれました。
「多くの命を救う研究がしたい」との強い思いを胸に、研究にご尽力され、
可溶性ヒトトロンボモジュリンを始めとした多大な功績を残されました。
「血管内皮細胞の抗血栓分子トロンボモデュリン(TM)による循環維持機構の解明と遺伝子組換えTMによる血栓制御の臨床展開」
で第45回エルウィン・フォン・ベルツ賞を受賞されています。
また、1993年には鹿児島大学医学部臨床検査医学教授に就任され、
2010年には鹿児島大学名誉教授にも就任されています。
丸山先生、長い間本当にお世話になりました。
益々のご健勝とご多幸を医局員一同心よりお祈り申し上げます。