第57回日本神経学会学術大会 神戸に参加して
先週末神戸において、第57回日本神経学会学術大会は、徳島大学神経内科の梶 龍 兒大会長のもと、多くの海外からの参加者を得、開催された。鹿児島大学神経内科か らも10以上の発表を行い、活発な議論が行われた。渡邊修講師の教育講演やホット トピックスや岡本裕嗣講師の教育講演などに加えて、Late Breaking セッションに、 樋口雄二郎君によるAR-CMT2Tの原因MMEの発見が選ばれ、講演と記者会見をおこなっ た。Late Breaking セッションは学会直前に発見された重要な演題を発表するもので あり、光栄なことである。
一方、ポスターセションでは、﨑山佑介君が、人類最初の古細菌の感染症―治療可 能な脳脊髄炎の発表で、最優秀臨床ポスター賞を受賞した。1000以上の臨床ポスター のなかから選ばれる賞であり、大変名誉なことであった。(写真)
荒田助教、高畑君による子宮頸がんワクチンのセッションのポスター発表も重要 で、聴衆も多く大いに議論が行われた。
国際的で学生からコメディカルまで参加する素晴らしい学会であった。
高嶋 博
梶 龍兒大会長と記念写真を撮る﨑山佑介君(向かって右)