平成24年12月7日に鹿児島大学鶴陵会館おいて、厚生労働科学研究費補助を受けた (難病・がん等の疾患分野の医療の実用化研究事業(難病関係研究分野))
「次世代遺伝子解析技術を用いた希少難治性疾患の原因究明及び病態解明に関する研究」主任研究者 髙嶋 博が開催されました。
本会議は、次世代解析技術を用いた解析により、様々な方面の新しい疾患の原因同定や感受性因子を調べ疾患の治療法を発見するというものであります。
以下のような成果が発表され、活発な討議が行われました。
当班研究の概要、これまでの成果、現況と今後― 髙嶋 博
拠点研究施設より
神経系疾患の集中的な遺伝子解析及び原因研究に関する拠点研究班における取り組み
東京大学神経内科 三井 純、 高橋祐二、辻 省次
1. 遺伝性ニューロパチーの臨床的、遺伝学的研究 京都府立医科大学神経内科 中川正法
2. 遺伝性小脳変性症の経過と症状の多様性 ―SCA2, SCA31の臨床経過と症状― 愛媛大学薬物療法学 野元正弘
3. PSP-Cの臨床および病態解明の研究 愛媛大学薬物療法学 永井将弘
4. Neuronal intranuclear inclusion diseaseの原因遺伝子探索 横浜市立大学・神経内科 田中章景 名古屋大学 曽根 淳 熱田直樹
5. 鹿児島のHAM検体を用いたGWAS解析の中間報告 鹿児島大学分子病理 久保田龍二 出雲周二
6. 次世代シークエンサーを用いた家族性HAMの遺伝子解析によるHAM発症因子の探索 鹿児島大学神経内科 松浦英治
7. HAMにおける免疫異常ならびに家族内発症について 聖マリアンナ医科大学 山野嘉久
8. HTLV1関連疾患の遺伝子解析 京都大学医学研究科ゲノム医学センター 松田文彦 田原康玄
敬称略