平成23年11月17~18日に福井市で、第29回日本神経治療学会総会がおこなわれました。
当科初代教授の井形昭弘先生の司会のもとに、栗山勝会長(前福井大学第二内科教授、現太田記念病院脳神経センター院長)が、臨床神経学の進歩、現象から実体、実体から本質へという演題で会長講演をされました。
患者さんをよく観察することについて、生化学的な研究を主体とした先天性代謝疾患やミトコンドリア病について、教室で行われた橋本脳症の研究などのお話をされました。大変素晴らしい内容であったと思います。
また、当科教授の高嶋 博が臨床神経遺伝学の進歩についての教育講演をおこない、遺伝子学の基本、発見したミトコンドリア病の話、次世代ゲノムシークエンサーによる将来の研究について話しました。