この度、2007年6月15日(金)、16日(土)の2日間、鹿児島市の鹿児島市民文化ホールにおきまして、第21回日本小児救急医学会を開催させて頂くことになりました。
本学術集会のテーマは「みんなで支えよう、小児救急―敬天愛児―」としました。鹿児島の偉人西郷隆盛の「敬天愛人」にならい、こどもを愛する気持ちを込めました。この学会も年々多くの方の参加を得て、活発な討論が行われております。今回も多くの小児救急医療に興味を持ち、日夜支えておられる方々のご参加を得て、「小児救急医療」をみんなで支え、作り上げていく機会になればと考えております。
今回はせっかく鹿児島の地で開催させて頂きますので、おなか一杯鹿児島を知って頂きたいと、法文学部の原口 泉教授、木部暢子教授のお二人に「薩摩を知る」として歴史、方言について講演をお願い致します。また、教育講演には「新しい小児の心肺蘇生法」、「小児に関わる社会的諸問題について -法医学の立場から-」、「ER型救急と小児科」、「突然死をきたしうる種々の小児不整脈疾患」、「小児歯科における救急医療とその後の対応」等を企画しております。さらにシンポジウムでは小児救急医療体制について4つのテーマで企画致し、ワークショップでは小児の鏡視下手術が一般的に行われるようになったこの時期の小児虫垂炎の治療法について討議頂くほか、「脳低温療法」「インフルエンザ脳症」を考えております。
多数の皆様の参加により、実りある学術集会になりますことを祈っております。
第21回日本小児救急医学会
会長 高松英夫
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