アドバンスコース4期生 開講式・オリエンテーションヾ(*´∀`*)ノ

日時: 2018年5月11日(金)9:00~16:00

於: 鹿児島大学桜ヶ丘共通教育棟インテリジェント講義室

アドバンス4期生(6名)の開講式・オリエンテーションを実施致しました。センター長の木佐貫教授が「皆さんが地域での暮らしを最期まで支えられる看護師として成長するとともに、地域でリーダー的役割を担い、多職種と協働できる能力を修得できるよう支援します。全員が修了できるよう共に頑張りましょう」と挨拶後、履修生の代表として下浜さんが「生まれ育った大好きな鹿児島で療養者の力になれるよう、全人的視点を持ち、多職種で協働できるよう専門性を高めたい。同じ志をもった仲間との出会いに感謝し、尊重し合い、励まし合って日々精進していきます。」と宣誓を行いました。

「アドバンスコース」とは、地域で暮らす対象を看取りまで見据えて看護することができ、また地域ケアにおいて連携・協働する多職種の中でリーダーシップを発揮できる人材の育成を目指すコースです。本コースは、3年以上の多様な看護経験、専門的知識・技術を有する看護職が、本プログラムでの学び統合・融合することにより、対象となる生活者が納得のいく療養生活を営めるようになるための看護を展開するのに必要な能力を育成するものです。これまでは3年かけて育成してきましたが、今年は残念ながら事業の関係上、1年のコースとなります。1年ではありますが、これまで行ってきた4年間の人材養成で見えてきた課題より学内演習や実習内容を検討していますので、看護の本質についてギュッと詰まったコースになっています。足立は「看護の第1の反省は、近年の高度医療技術の発展による延命や病気の治療率貢献の中で、看護が治療補助的立場に偏りがちになり、人間存在そのものへのケアという視点が見失われているのではないか」と述べています。看護の基本となるものに「病気を看るのではなく、病気の人を看る視点」や「援助関係が築けなければ看護介入していけない」という特殊性があります。本プログラムでは「本質を見失わない看護実践とは何か」を考え、対象を「生活者」としてしっかり捉え、対象の「その人らしさ」を尊重する視点をしっかりもってもらうことを核としたカリキュラムになっています。また、看護の実践課程では、絶えず自己の看護を反芻する姿勢が根底に求められます。「臨床経験が長くなるにつれて自分を振り返ることをしなくなった。また、他者から指摘されることもなくなった。」「自己を振り返るのは辛くなる。」と多くの履修生はリフレクションで述べています。しかし、その後、自己の傾向を客観的に捉えることができるようになると「楽しくなった。」と述べ、看護実践に変化が見られています。神様に与えられた時間は皆さん同じですので、この1年を大切にチャレンジしましょうヾ(*´∀`*)ノ


                       
      

参考文献

足立紀子:在宅看護とは何か、医歯薬出版株式会社、2003年

中井俊樹:看護現場で使える 教育学の理論と技法、MCメディカ出版、2014年

早川操:デューイの探求教育哲学―相互成長を目指す人間形成論再考、名古屋大学出版会、1994年

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