患者さまへ

大学院化に伴い「消化器疾患・生活習慣病学」と名称を改めましたが、 教室の特徴はこれまで幅広く消化器、腎臓、糖尿病、循環器、血液、呼吸器疾患の臨床を進めてきたことにあり、 現在では消化器内科と腎臓内科を担当しています。

消化器内科の特徴

消化器内科は、平成17年6月に旧第二内科各専門グループの再編成が行われ、新たに肝臓、消化管・胆膵のグループとしてスタートすることになりました。当科では各グループ及び消化器内科全体、更には外科と合同でのカンファレンスを積極的に行い、診断や治療についての討論や意見交換を診療に役立たせております。

一言で消化器疾患といっても幅広く、奥が深い疾患であります。肝胆膵、消化器のいずれにおいても疾患の頻度や症状の程度は様々で、各患者の全身状態、精神状態を十分把握した上で患者の要望を取り入れつつ最良の治療を推奨していくといった、常に患者の立場に立った医療を心掛けております。また当科は関連病院が多く、他科との連携についても充実しており、アフターケアや専門外診療でもお役に立てるものと自負しております。

腎臓内科の特徴

腎臓内科では、タンパク尿・血尿を主症状とする糸球体腎炎、その他の内科的腎疾患についても診療しています。病棟では、腎臓内科の専門医と指導医、研修医が協力して診療します。週1回は、腎臓内科全体のカンファレンスが行われ、話し合いの上、治療法を検討しています。

慢性糸球体腎炎で、最も多いIgA腎症は、20年後の血液透析導入率が、なんと40%弱にのぼるということがわかっています。当科では、耳鼻科と連携して、扁桃摘出+ステロイドパルス療法を行うなど、"根治にむけた治療"を目指しています。また、慢性腎不全の方に対しては、"いかに長い間血液透析に入らずにすむか"をモットーに降圧療法・食事療法を中心とした管理を行っています。患者さんがきちんと診断を受けて、それを理解された上で治療をすすめるのが大事だと考えます。

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