小牧祐雅先生ががシカゴ大学留学中に行っていた小児発症のIBDと癌発症に関するメタ解析についての論文が、「Journal of Pediatrics」に掲載されました。
この論文では、
1) 小児発症のクローン病・潰瘍性大腸炎ともに、一般人口と比較し有意に癌発症例が多い。
2) 小児発症のIBDの癌発症は、IBDの経過が長いほど癌も発症している
3) 小児発症のIBDの大腸癌発症は、男性の方が、またIBD発症がより若い時の方が大腸癌も発症している
4) 小児発症のIBDにおける癌発症率は、近年になるほど有意に低下してきている
ことが述べられています。
小牧先生からのシカゴ大学での論文は10本目です!
ぜひご覧ください。
https://www.jpeds.com/article/S0022-3476(20)31123-9/fulltext