後期研修医の声
この道を選んで良かった
藤崎亮(後期研修医 2024年入局)
私は医学生・初期研修医の時期を漠然と過ごし、いざ自分の進路を決めるとなった際にどの診療科を選択しようか非常に迷っていました。しかし、今は自信をもって言えます。内科・外科どちらもやってみたい、患者さんのQOL向上に関わりたい、外来から検査・治療、場合によっては手術までの一連の流れに携わってみたい、そんなあなたには耳鼻咽喉科・頭頸部外科を是非ともお勧めします。
アレルギー性鼻炎や中耳炎、めまいなどに対する内科的な治療から、耳の手術などの顕微鏡を使った繊細な手術、さらには頭頸部のダイナミックな手術まで幅広い手技・手術といった外科的な治療まで関わることができます。鼻の手術を行った患者さんから「鼻の通りが良くなったよ!」とご報告を受けた際には、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の道を選択して本当に良かったとやりがいを感じます。
当教室は仕事がしやすい雰囲気です。不安なことはすぐに上級医に相談でき、ご飯を食べながら和気あいあいと話したりすることでストレスなく仕事ができます。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科を選択肢として考えながらも、どの診療科に進むべきか悩んでいる方がいらっしゃると思います。是非とも当教室に見学、研修にいらしてください。お待ちしています!
和やかな雰囲気の中で成長を感じる日々
矢野雅己(後期研修医 2024年入局)
私が鹿児島大学耳鼻咽喉科に入局した理由は、まず第一に教室の雰囲気がとても好きだったからです。研修でまわった際、先輩医師たちがとても親切で、和やかな雰囲気が漂っていることに感動しました。特に、指導医の先生方が新人に対しても丁寧に教えてくれる姿勢が印象的でした。耳鼻咽喉科は、耳、鼻、喉という人間の重要な感覚器官を扱う科であり、診療範囲が広いのも魅力の一つです。手術だけでなく、内科的な治療や外来診療も多岐にわたります。また、急性の病気から慢性の疾患まで幅広く対応する必要があるため、常に新しい知識を学び続けることが求められます。これにより、自分自身の成長を感じることができると考えました。私は耳鼻咽喉科に入りたてですが、毎日新しい発見があり、とても充実した日々を送っています。まだまだ学ぶべきことはたくさんありますが、医局の先輩方の支えもあり、安心して勉強に取り組むことができています。これからも、この素晴らしい教室の一員として成長し続けたいと思います。
人生の彩りを守る診療科
竹元尊徳(後期研修医 2023年入局)
私が医学部6年生の時、まさにコロナ渦でした。嗅覚障害や味覚障害などの単語がこれでもかというくらいに耳に入る時でした。これらの障害が直接生命に危険を及ぼすわけではありませんが、生活の質は間違いなく落ちると思います。そして、実際に困っている人の話を耳にして、私にいったい何ができるのかを考えました。このことが耳鼻咽喉科・頭頸部外科を選択しようと考えるようになったきっかけの一つです。
一般的には「耳鼻咽喉科」というと、耳と鼻だけだと思われがちです。しかし、実はそれだけではありません。口腔(いわゆるくち)、咽頭や喉頭(いわゆるのど)、さらには頸部(いわゆるくび)などの幅広い領域「頭頸部外科」も守備範囲にしています。やれることが多く、そして生活に直結するからこそ、患者さんがよくなった時の達成感が大きいのがこの診療科の特徴です。
耳鼻科咽喉科・頭頸部外科医として働きはじめる前は不安でいっぱいでしたが、いざ始まってみると先輩方が手厚くフォローしてくださります。もしも、耳鼻咽喉科・頭頸部外科に興味を持ったけどやっていけるのか不安で悩んでいる人がいましたら、ぜひとも見学に来てください。教室員全員で支えていきます!!
日々の成長を感じながらステップアップできる魅力ある教室
下薗知己(後期研修医 2022年入局)
教室の先生方や多くのスタッフの方々に助けていただきながら充実した研修の日々を送っている私から、当教室の魅力についてお伝えしたいと思います。耳鼻咽喉科・頭頸部外科の守備範囲は耳・鼻・のど・頸部と幅広く、この領域には聴覚・平衡覚・嗅覚・味覚という重要な感覚器が含まれるだけでなく、食物の咀嚼、嚥下、発声、呼吸といった多数の運動機能が含まれます。これらに関する疾患について内科的アプローチ、外科的アプローチを問わず診療を行います。アレルギー性鼻炎に対して薬物療法や免疫療法を行うことで患者さんのQOLを改善するいった内科的側面がある一方で、急性喉頭蓋炎のような気道閉塞の危険のある患者さんの気管切開を行うといった外科的側面も持ち合わせています。内科系、外科系どちらの診療にも携わりたいといった欲張りなあなたにぴったりの診療科です。
このような耳鼻咽喉科・頭頸部外科の魅力に加え、教育体制が充実していることも当教室の魅力です。後期研修医は上級医とペアになって担当患者さんを受け持ちます。診断や治療方針について疑問をもったときには、いつでも上級医に相談できる環境にあります。また、上級医の指導のもと1年目から執刀することができます。口蓋扁桃摘出術や気管切開術、鼓膜チューブ留置術といった小手術から手掛け、自分のスキルアップを日々実感しながら、手技獲得に励んでいくことができます。愉快でアットホームな先生方が多く、一緒に働いていて安心感があります。
進路に少しでも迷っている方がいらっしゃれば、いつでもご連絡ください。見学、研修に来られることを心よりお待ちしております。そして、鹿児島の地で一緒に働きましょう!
颯爽とした姿に憧れて
田中智規(後期研修医 2022年入局)
私が当教室への入局を決めた一番の理由は教室の雰囲気の良さです。普段は明るく穏やかな先生方が手術や急患対応時には颯爽と立ち振る舞う姿がとても格好よく、私もそのような医師になりたいと思いました。緊急気管切開が必要な場面では教室員全員が助け合いながら対応する姿を目にし、改めてこの教室を選んで良かったと思いました。尊敬できる先輩医師が多く、気軽に相談できる環境で充実した研修を送っています。また日々診療する中で多岐に渡る疾患に触れることができ、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の多くの分野に自然と興味が湧いてきます。耳鼻咽喉科・頭頸部外科が扱う領域はQOLに密接に関わるため、治療により症状が改善した患者さんから大変感謝されとてもやりがいを感じます。進路先を迷っている初期研修医や医学生の方は是非とも見学にお越しください。そして耳鼻咽喉科・頭頸部外科の雰囲気と魅力を味わってください。お待ちしています。
内科的側面・外科的側面の両者を持つ魅力ある科
峠早紀子(後期研修医 2021年入局)
私が耳鼻咽喉科への入局を決めた理由として、内科も外科もできるところ、外科的手技が多様であること、様々な年代の方を診ることができること、があります。
耳鼻科は1つの診療科で内科的側面も外科的側面も持っています。どちらの側面も持っているということは、その診療科で患者さんの治療を完結することができるということで、耳鼻咽喉科の魅力のひとつだと思います。
外科的側面からみてみると、耳鼻咽喉科で扱う分野は耳、鼻、口腔、咽喉頭、頸部と多岐にわたります。外来でできる手技から手術まで、繊細なものからダイナミックなものまで様々です。今はまだ、上級医の先生方の手さばきに拍手を送りながら学ぶ毎日です。
耳鼻科は赤ちゃんからお年寄りまで様々な年代の方を耳鼻科特有の器具を使って診察します。最初は器具の持ち方すらわからず、所見ひとつとるのも苦労します。しかし、上級医の先生方がその都度指導してくださるのでとても勉強になり、それを積み重ねていくことでできることが増え、自分の成長を感じることができます。診察だけではなく、なにか困ったことが起こっても、医局、病棟、外来、どこにでも気軽に相談できる環境があるので安心して過ごせます。
少しでも興味のある方はぜひ一度研修で回ってみてください。お待ちしています。