このたび、当教室 名誉教授 田中信行先生が、保健・医療・福祉の分野における長年功績のあった人に贈られる「若月賞」を受賞されることになりました。
若月賞は、長野県・佐久総合病院を育て上げ、地域医療の発展に生涯を捧げられた若月俊一 名誉総長の功績を称えて、1992年に創設されたものです。以来、地域に根ざした医療・福祉の実践とその発展に多大な貢献を果たした人物に贈られる、極めて名誉ある賞として知られています。
田中名誉教授は、昭和63年に鹿児島大学に国立大学初のリハビリテーション医学講座を創設されました。以来、リハビリテーション医学ならびに温泉・温熱医学の教育と研究に情熱を注ぎ、医療現場に根ざした実践と学術の融合を追求してこられました。また、多くの後進の育成にも力を尽くされ、リハビリテーション医学の普及・発展に多大な功績を残されています。
今回の受賞は、田中先生の揺るぎない探究心と献身的な取り組み、そして多方面にわたる卓越した貢献が広く認められたものであり、教室一同、心よりお祝い申し上げます。