鹿大リハ科 専門研修プログラムのメリット!
国立大学初の伝統ある
リハビリテーション医学講座
鹿児島県は国立大学に日本で最初に開設された鹿児島大学医学部リハビリテーション医学講座を有するリハビリテーション医学の先進県です。1988年の開講以降、60名以上のリハビリテーション科専門医を全国に輩出してきた実績があります。
また、鹿児島県は高齢化率も全国平均に比べ非常に高く、回復期リハビリテーション病棟の数も人口10万人あたり全国3位で、今後のリハビリテーション医療への期待が高いといえます。そのためリハビリテーション医療を指導・推進できる医師が必要不可欠であり、特にリハビリテーション科専門医が渇望されています。
全国でも珍しい回復期の
リハビリテーション病棟をもつ大学病院
当講座開設以降、鹿児島大学病院本院と大学病院分院である霧島リハビリテーションセンターに臨床機能は分かれていましたが、 2018 年に同センターは鹿児島大学病院内に機能移転・統合しました。
鹿児島大学の「回復期リハビリテーション病棟」は2007年開設で歴史があり、2022年には診療報酬改定で新設された「特定機能病院リハビリテーション病棟」(20床)へ移行しました。回復期リハ病棟がある大学病院は全国でも数少なく、国立大学では唯一です。各診療科・各部門のスペシャリストとともに高度急性期から回復期まで一貫したリハビリテーション診療を行っています。
リハビリテーション室での
実践的な経験を積める!
促通反復療法(川平法)に代表されるように鹿児島大学リハビリテーション科研修プログラムでは「訓練室で指導できるリハ科医たれ!」をスローガンにリハビリテーション室で実践的なリハ治療を行う医師を育成します。
また理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職と協働してリハ治療を行うことでリハチームとしての考え方を学ぶことができます。
新しいリハビリテーション
治療の開発ができる!
これまでの促通反復療法(川平法)や振動刺激痙縮抑制法(DAViS)の開発にみられるように積極的に新しいリハ治療の開発に参加できます。ロボットリハビリテーションや機能的電気刺激などの最新のリハ治療に触れ
ることもできます。
また、鹿児島大学では” 最新の科学に基づいた革新的なリハを世界に発信する” をスローガンに研究活動も熱心に行っており、希望者は大学院へ社会人入学して学位取得を目指すことも可能です。
新治療の実践の機会も多い!
リハビリテーション医療分野で注目されている経頭蓋磁気刺激(rTMS)、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)、神経筋電気刺激(NMES)、全身振動刺激などの習得ができるだけでなく、ボツリヌス療法、神経ブロックなどの治療手技も習熟することができます。
また、電気生理学的検査や嚥下影検査や嚥下内視鏡検査、膀胱内圧測定などの検査手技も専門医の指導下で体得できます。
温かい環境と
多彩なロールモデルを提供
以上のように多彩なロールモデルのもと、ホットな環境で研鑚できます。
さて鹿児島といえば温泉。当教室のルーツは霧島温泉の運動浴です。実は秘められたリハビリの多面的な作用があります。その重要な作用は何でしょう?(*)。
温泉でホッと一息、リフレッシュして英気を養いましょう。
(*1. 温熱作用(全身の循環促進、筋緊張や疼痛の緩和)に加えて、2. 浮力(免荷と運動アシスト)、3. 粘性抵抗(筋力増強)、4. 静水圧(心肺負荷、浮腫軽減)、5. 温泉の成分による化学的作用など)
鹿児島大学病院
リハビリテーションセンター
2018年に霧島リハビリテーションセンターから鹿児島大学病院内に機能移転
鹿児島大学病院リハビリテーションセンター
回復期のリハビリテーション診療を行う
特定機能病院リハビリテーション病棟:20床