HamaLabセミナー 第一回(2025/07/31):村松里衣子先生(国立精神・神経医療研究センター 神経研)

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DrMuramatsu

記念すべきハマラボセミナー第一回は、国立精神・神経医療研究センター 神経研の
村松先生に講演をしていただきました!

村松先生は、損傷で切れてしまった脊髄の神経線維が再び伸長し修復するメカニズムや、
炎症や遺伝子変異によって神経変性が起こるメカニズムの研究をされています。

周辺で神経変性に興味のある人々が集まってくれました。
私達の研究室でも脊髄周辺の研究をしているグループがあるので、興味深々な様子です

切れた神経が修復され、修復された軸索をどうミエリンが保護するのか、という話からスタート。
「神経軸索の再生の、その先をもう考えているのか」と驚かされました。

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「その分子はそもそも…」活発な議論が交わされます。

ミエリンの巻き付きの評価系を人工的な軸索様繊維を作る事で開発したり、
RNASeqやVisiumなど空間トランスクリプトームの最新技術をバンバン使った研究で、
それらの解析によって見えてきたリガンド(まだ未公表)がある種の病態モデルマウスの寿命を延ばすなど、
夢のある研究結果が複数提示され、しかもその多くが未発表データという、貴重な機会を頂きました。

パワフルな村松先生に魅了されたセミナーでした。
来鹿、本当にありがとうございました!

文責:濱口航介