開催概要
当番世話人挨拶
この度、第20回Needlescopic Surgery Meetingを2019年2月2日(土)に鹿児島市(会場:SHIROYAMA HOTEL kagoshima)にて開催させて頂くことになりました。このNeedlescopic Surgery Meetingは2006年に多賀谷信美前代表世話人により発足し、2017年からは梅澤昭子新代表世話人のもと次世代の低侵襲内視鏡外科手術の発展のために活動を脈々と継続し、今回20回目の開催となりました。南九州の地としても、また小児外科医として担当させていただくことも非常に光栄であり、身の引き締まる思いです。
今回のテーマは「細径と細心」とさせて頂きました。「細径」はもちろんNeedlescopic Surgeryそのものを表しておりますが、「細心」は内視鏡外科手術に臨む外科医の心情を表しております。手術が必要な患者さんだけでなく一緒に手術に臨むスタッフにも「細心」の注意と心配りを行い、手術を完遂することでよい結果をもたらすことが可能ではないかと考えました。従いまして今回の研究会では「細径と○○術」あるいは「細心の○○術」として広く演題を募集したいと考えております。
「細心」は「最新」「砕身」と読み替えていただくことも可能ですので、創意・工夫をこらした「最新」の手術、または全身全霊で取り組んだ「砕身」手術のご発表をお願いしたいと存じます。
また今回は私が当番世話人をお引き受けするにあたり、鹿児島大学 消化器・乳腺甲状腺外科学分野の盛真一郎先生にプログラム委員長をお願いし、私が不得手な領域のアドバイスをいただけるようにさせていただきました。くしくも盛先生は私と平成6年卒業の同期外科医でもあり、充実したプログラムとなるよう2人で協力したいと考えております。
ポスター・HPの写真は錦江湾に浮かぶ知林ヶ島の砂洲を採用いたしました。世界的にはフランスのモン・サン・ミッシェルに至る砂洲が有名ですが、この砂洲は干潮時のみ現れて島に渡ることができます。砂洲の細さを「細径」鉗子と見立て、また潮が満ちると見えなくなる様を患者さんの「創」と考えていただければ幸いです。
ご存知のように鹿児島は多くの有名な温泉地を有し、また食の宝庫でもあります。冬の鹿児島を堪能していただけるように心づくしの準備をさせていただきますので、患者さんの福音となる「細径と細心」の内視鏡外科を探求する多くの医師、メディカルスタッフの方々、開発に携わる方々のご参加を心よりお待ち申し上げます。
第20回Needlescopic Surgery Meeting
当番世話人 鹿児島大学 小児外科学分野 家入 里志
プログラム委員長 鹿児島大学 消化器・乳腺甲状腺外科学分野 盛 真一郎