About us研究目的
教室の沿革と現状
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 疫学・予防医学分野の歴史は、昭和41年(1966年)に文部省令第23号に基づいて鹿児島大学医学部公衆衛生学教室が設置された時から始まります。昭和42年3月には脇坂一郎名誉教授が初代教授として赴任されました。その当時の研究は、桜島の降灰や水銀曝露によるによる健康影響など、環境保健分野が中心であったようです。平成4年(1992年)12月1日に秋葉澄伯名誉教授が第二代教授として着任された後、平成15年(2003年)には、大学の組織改編で鹿児島大学大学院医歯学総合研究科人間環境学講座疫学・予防医学分野となりました。研究テーマは大きく広がり、がんとウイルス・喫煙・放射線などの関連に関する疫学的・分子疫学的研究、内分泌かく乱因子・放射線・重金属などの環境要因の健康影響に関する疫学的研究、さらに地域保健などに関する公衆衛生学的研究など、学内の他の分野や県内自治体との協力も得ながら行ってきました。平成29年(2017年)4月に私、郡山が教授として着任し、現在は、田ノ上史郎講師、上床太心助教、Dhruva Athira助教の計4名の教員が学部および大学院の研究・教育を担当しています。また、大学院生が4名(博士課程3名、修士課程1名)在籍しており、熱心に各自のテーマに取り組んでおります。