入局後の進路について
鹿児島大学医学部眼科学教室は、鹿児島県唯一の大学医学部眼科学教室として、南九州の眼科診療・教育・研究に貢献してきました。
現在でも、それらの役割を担っていることには変わりありませんが、とりわけ患者様の診療に直接結びつく医療を大切にしています。
そのため、医局の先生方の目標設定はあくまで臨床医学に結びつくようにしています。また、眼科の専門医試験の受験資格には、一定数の手術経験と、学会や論文発表が義務付けられています。論文発表や、学会発表は大学に所属している間の方が有利ですが、手術経験を積むには、出張病院での経験が不可欠です。それぞれの希望・事情に沿って、適当な時期に最も効果的な経験を積めるように取り計らいます。具体的には以下のような考えで入局後の進路については考えております。

眼科研修プログラム
年間予定
4月 オリエンテーション、病棟外来診療の見学
5月~6月 病棟副主治医として研修、後期研修医対象の講義 / 所見の取り方(第1段階)を習得
7月~ 病棟主治医として研修、所見の取り方(第2段階)を習得
1月~ スタッフ指導のもと、担当患者の処置や手術(一部)
所見の取り方は、鹿児島大学眼科で定めた分類による。 年一回以上の学会発表を推奨する。また月2回程度、水曜日の夕方より、大学医局にてウェットラボも実施しています。2年目以降は、本人の到達度と状況に応じて適宜プログラムを作成します。

(週間プログラムは、緊急時に応じて適宜変更します。)
眼科は、治療により視力が劇的に改善することが多く、患者様と喜びを分かち合うことが可能です。また、医療機器の進歩により、その治療にも選択肢が多様化してきており、専門性の高い医療を目指すこともできます。鹿児島大学眼科の後期研修に一人でも多くの方が参加されることを期待しています。さらに、中途入局をお考えの先生ももちろん歓迎いたします。ご不明な点、見学の希望などは、まずは気軽にご連絡ください。
TEL : 099-275-5402
FAX : 099-265-4894
Mail: op@m2.kufm.kagoshima-u.ac.jp
医局長 : 田中 実