島嶼看護学実習(ベーシックコース)離島・へき地フィールドワーク(アドバンスコース)を開催致しました。

島嶼看護学実習(ベーシックコース)
離島・へき地フィールドワーク(アドバンスコース)
Aグループ:2015年8月3日(月)~8月6日(木)
Bグループ:2015年9月14日(月)~9月17日(木)
場所:沖永良部 大島郡知名町瀬利覚地区

この実習は、本プログラムが育成すべき能力の核としている「対象を生活者と捉える能力」を鍛えるためのものです。
在宅ケアを実践する看護職は、対象を全人的に捉え“その人らしさ”を尊重する視点を持つことが不可欠です。
そのため、本実習では離島で生活する人々と交流することにより、そこで暮らす人の生活習慣や価値観・規範・信条・死生観(文化)およびコミュニティのもつ特性について把握すること、そのことが対象の生活過程や生き方などに影響しているということを理解し、対象の「その人らしさ」を形成しているものは どういうものがあるかを理解することを目標としました。

また、地域包括ケアシステムの構築に向けて先駆的な取り組みをされている瀬利覚地区の活動を通して、自助・互助の重要性を理解し、コミュニティの持つ強みについて再考し「その人らしさを支える」ために誰と協働することが看護に求められているのかを理解することも目標としました。
知名町役場、保健センター、地域包括支援センター、もーりよ(精神サロン)、社会福祉協議会、ファングル塾、瀬利覚婦人会、島民の皆様のご協力があり、お蔭さまで多くの学びと感動がありました。ご協力いただき本当に有難うございました。

履修生は実習を通して「これまで疾患や生活の一部分しか目を向けられていなかった。その人が育った環境や文化、周囲の人々をしっかりとアセスメントし全人的に捉えて支援することが大切だと気付けた。」「看護って何だったのか」「対象の本来の姿、持っている力を見抜くことが大切である。見限ってしまえば、その人か持っている可能性をつぶしてしまうことになりかねない。」「最も対象と関わる看護職がきちんと対象のニーズに即した情報を多職種に提供することが重要ではないか。」「コミュニティの強みや魅力を発見し、共有すること、医療関係者にとどまらず、学校や行政、民間団体、一人ひとりそれぞれの強みを持った地域の方とお互いに活かしあう関係性の構築が必要だと感じた。」等、多くの気付きや学びがあり、実習後はそれぞれの職場で退院支援や家族支援を行う際に活かされているようです。

健康教室の様子
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ファングル塾 朝市の様子
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ファングル塾
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夏休みの宿題もファングル塾で
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フィールドワークの様子
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発表会の様子
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交流会の様子
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