『学習成果発表会』を開催致しました

2019年3月28日(木)12:30~16:30
於:鹿児島大学桜が丘共通教育棟 地域・老年看護学実習室
修了生による「学習成果発表会」を開催致しました。

アドバンスコース1期生、2期生、3期生、4期生、ベーシックコース1期生、2期生 計33名が発表致しました。
その後、事業プログラム開発者を始め、看護協会長・行政・実習指導者・所属する職場の上司・修了生から講評を頂け、履修生のモチベーションが向上したことがアンケート結果より確認できました。(何より、とても良い表情を見せてくれました)。改めて「承認」とは看護だけではなく、教育でも大事だと痛感致しました。

昨年の学習成果発表会と比較すると主体性(物事に取り組む力)や実行力(目的を設定し確実に実行する力)発信力(自分の意見を分かり易く伝える力)・プレゼン力等が向上したことを確認することができました。また、理論(eラーニング)と実践(実務研修)を統合し「看護を何となく感覚で行ってきた自分から根拠を伝えられる自分に変化し、ミーティングやカンファレンスで言語化することで部署内の看護の質の向上や多職種協働に繋がっている」「学んだことを元に院内研修の企画・運営をしている」とその後の実践に活かせていることも確認できました。

看護実践能力としては、患者さんの意思決定支援の質も向上してきたことが発表より確認できました。これは皆さんの「対象の自律を保障する援助関係について理解でき、自己洞察できるようになった」「倫理的感受性が高まった」ことが要因だと推察されます。
堤教授の学内演習で「その人らしさを支えるための臨床倫理と援助関係」を学び、実習ではプロセスレコードとジョンセン等の症例検討シートを用い繰り返し自己を内省し思考を鍛えた成果ではないでしょうか。

発表では多くのリフレクションを聴くことができました。
東は「実践で行動を起こすためだけのものではなく、リフレクションを通して実践から学ぶことが出来る能力をもった看護師の育成の重要性」を説いています。
これは、丹羽教授の大切にされている教育方針です。皆さんがリフレクションによって、習慣的行為から脱却し、抱えていたジレンマに対し、チームで協議し解決策を模索し、日常の看護実践を意味づけることができるようになってきていることを確認することができてとても嬉しく思いました。

これからは、患者さんがどこに行っても困らないよう、修了生同士が繋がって“協働できる仲間”を増やしてください。
これまでのように振り返り面談で皆さんの看護を聴くことが出来ずとても残念ですが、修了生バッチには丹羽教授の願いが込められています。
日々の実践では様々な葛藤があると思います。思うようにいかず流されそうな時、見失いそうな時は一度立ち止まりバッチを見て下さいね。
共に頑張っている修了生の仲間、実習施設、教員がいます。履修を通し学んだ自分に誇りを持って自分を信じて最善を導き出す強さを育んでください。
今回ご出席くださいました皆様、有難うございました。修了生の学びを時系列でご確認くださり、成長を見守って頂けることに感謝の気持ちで一杯です。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。また、修了生の癒しにご協力くださいました東洋羽毛の皆様にも感謝申し上げます。

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修了生の皆さまへ
心温まる謝恩会、有難うございました(*´▽`*)
学習成果発表会のスライド作成を抱えながらの準備は大変だったと思います。
感謝状やTシャツまで作成下さりとても嬉しかったです。
タンポポの願い…これから叶いますように…皆さまのご活躍を祈念しております。

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