学習成果発表会&ワークショップ

2018年4月24日(火)13:00~17:00

      於:鹿児島大学桜が丘共通教育棟 地域・老年看護学実習室




  アドバンスコース2期生、3期生、ベーシックコース1期生、2期生による「学習成果発表会&ワークショップ」を開催致しました。今回は14名が発表下さいました。その後、事業プログラム開発者を始め、看護協会長・行政・実習指導者・所属する職場の上司・修了生から講評を頂け、履修生のモチベーションが向上したことがアンケート結果より確認できました。(何より、とても良い表情を見せてくれました)。改めて「承認」とは看護だけではなく、教育でも大事だと痛感致しました。(学習成果発表会についてのアンケート結果 大変満足60%、満足40%)。

ベーシック1期生・2期生は職場との調整などに労力を要している様子で2名のみの発表でした。アドバンス3期生は履修2年目ですが、2名のみの発表でした。(あと1年ですので、自己の目標を見失わないよう頑張りましょう(/・ω・)/。学びをアウトプットすることで成長しますので「わかる」だけでなく「できる」を目指しましょう!)。2期生は履修3年目で10名発表することが出来ました。昨年の学習成果発表会と比較すると主体性(物事に取り組む力)や実行力(目的を設定し確実に実行する力)発信力(自分の意見を分かり易く伝える力)・プレゼン力等が向上したことを確認することができました。(履修生報告についてのアンケート結果 とても参考になった73% 参考になった27%)。また、理論(eラーニング)と実践(実務研修)を統合し「看護を何となく感覚で行ってきた自分から根拠を伝えられる自分に変化し、ミーティングやカンファレンスで言語化することで部署内の看護の質の向上や多職種協働に繋がっている」「学んだことを元に院内研修の企画・運営をしている」とその後の実践に活かせていることも確認できました。看護実践能力としては、患者さんの意思決定支援の質も向上してきたことが発表より確認できました。これは皆さんの「対象の自律を保障する援助関係について理解でき、自己洞察できるようになった」「倫理的感受性が高まった」ことが要因だと推察されます。堤教授の学内演習で「その人らしさを支えるための臨床倫理と援助関係」を学び、実習ではプロセスレコードとジョンセン等の症例検討シートを用い繰り返し自己を内省し思考を鍛えた成果ではないでしょうか。「自分の傾向を知ることが大切だと気付いた」「医学的に良いとされることを一方的に伝えていた自分に気付いた」「患者はきっとこう思っているだろうと看護師の推測で判断していた」「認知力の低下した患者には伝えることを初めから諦めて家族のみに伝えていた」「忙しいを言い訳に患者の言動を聞き流して気付けなかった」「対象の立場になっていない自分に気付いた」「患者にこうあってほしいという理想を押し付けていた」等多くのリフレクションを聴くことができました。東は「実践で行動を起こすためだけのものではなく、リフレクションを通して実践から学ぶことが出来る能力をもった看護師の育成の重要性」を説いています。これは、丹羽教授の大切にされている教育方針です。皆さんがリフレクションによって、習慣的行為から脱却し、抱えていたジレンマに対し、チームで協議し解決策を模索し、日常の看護実践を意味づけることができるようになってきていることを確認することができてとても嬉しく思いました。あと1年、学びを深めてチームを巻き込み実践できるよう頑張りましょう。そして、患者さんがどこに行っても困らないよう、履修生同士が繋がって“協働できる仲間”を増やしてください。

今回ご出席くださいました皆様、有難うございました。履修生の学びを時系列でご確認くださり、成長を見守って頂けることに感謝の気持ちで一杯です。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。また、履修生の癒しにご協力くださいました東洋羽毛の皆様にも感謝申し上げます。

                  



   

                      

                                                                                                         

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