本文へスキップ
 

鹿児島大学大学院医歯学総合研究科

Department of Community-Based Medicine
Education Center for Doctors in Remote Islands and Rural Areas

お問い合わせ
TEL.099-275-6898
FAX.099-275-6899
MAIL:ecdr-office@umin.ac.jp

第13回 夏季全国医学生離島実習

  



日程:2023年8月6日(日)〜8月13日(日)

はじめに

 2023年今年は夏休み期間に鹿児島県での離島実習「第13回 夏季全国医学生離島実習」を行います。
 北海道から鹿児島まで多数の医学生の参加をいただき、好評を得ている離島医療実習です。今年は奄美大島、沖永良部島、与論島、徳之島で離島実習を行う予定です。
 離島地域(島嶼地域)は、制約された環境ではありますが、プライマリ・ケア、家庭医療だけでなく、先進的な医療を模索しながら行っており、医療の原点ともいえる人と人との繋がりを意識できるモデルとなる地域です。離島医療は島という特性のため、医療ニーズの受け手が明確であり地域医療を学ぶために良い場所だと考えています。そのため、実習内容としては、住民との交流、行政との関わりを通じて地域医療の姿を学んでもらいます。 また、実際に地域医療を担っている先生の診療の医学的な実習・見学も行ってもらいます。そこで働く医師は、これからの医療を支える医学生のロールモデルのひとつとして、大きなインパクトを与えてくれることと思います。折角島々に来られるので、島の魅力も楽しんいってもらえたらと、観光も実習期間中に加えております。 地域医療(離島医療)は、それぞれの島で異なります。
 期間としては約1週間ですが、それぞれの学習体験を最後の報告会で共有することで、更に学習効果が高まります。本実習は、離島医療に興味のある医学生への入門編の実習だと考えており、医学生4〜6年生を対象にしています。これまでの参加者は、実習後も学年を超えて交流が続いているようです。 応募者多数の場合は抽選となりますことを了解の上、ご応募ください。また台風の接近により、最終日に参加者全員が集まり、それぞれの体験を報告する報告会が開催できないなど夏ならではのハプニングも予想されますので、日程・予定通りに行かないことも重ねてご了承いただきたいと思います。今年の夏も有意義なものにするために、是非参加して楽しい仲間との出会いと思い出を作ってください。

実習目標

離島医療の現場を体験し、地域医療のロールモデルの1つとして、離島医療体制と現場における医師の役割を学習する。
 1.離島医療現場における診療体制を述べることができる
 2.離島医療現場におけるプライマリ・ケアを述べることができる
 3.離島医療現場における保健・福祉活動を述べることができる
 4.離島医療現場における全人的医療を述べることができる


対象

全国医学部 4・5・6年生を対象とする。


実習地 5コース(各コース 2〜3名)

●奄美大島コース
  瀬戸内町へき地診療所・県立大島病院

※奄美大島は、人口約4万3千人の奄美市を持ち、中心部は離島へき地とは思われない、繁華街もあるところです。 奄美市から車で一時間ほど行く瀬戸内町に瀬戸内町へき地診療所はあります。診療所での外来診療と全国でも珍しい巡回バスによる巡回診療を行なっています。


●徳之島コース
  宮上病院

※徳之島は、奄美大島に次いで奄美諸島で2番目に大きな島です。Dr.コトーのような何もないなかで頑張っている離島医療のイメージとは少し異なります。 鹿児島市からも、那覇市からも離れ、独特の医療の形体が作られています。 宮上病院は、明るくリラックスした雰囲気で受診できると高齢者の皆さまにも評判の病院です。

●沖永良部1コース
  朝戸医院

●沖永良部2コース
  本部医院

※沖永良部島は、周辺が珊瑚礁となっており、日本有数の鍾乳洞でも有名な島です。
 朝戸医院は、診療範囲が広く、ITを活用したシステムは離島医療のイメージからかけ離れたものであると思います。
 本部医院は、沖永良部知名町の中心部にあり、産婦人科医院として1975年に開院した有床診療所です。現在では整形外科を中心として、プライマリ・ケア領域を幅広く診るとともに、手術やリハビリを積極的に行っています。また、特養施設、グループホーム、小規模多機能、養老施設等を併用し、総合的なケアネットワークを構築している医療機関です。

●与論島コース
  パナウル診療所

※人口5000人あまりの島で、プライマリ・ケアを中心に診療を行っている診療所です。在宅医療も積極的に行っています。所長は、鹿児島大学出身の小林真介先生で、彼自身も鹿児島大学の医学生時代にパナウル診療所で実習をしたことがあり、学生教育にも熱心に取り組んでくれています。


鹿児島県の多くの離島は、簡単に船で行き来できるところは少なく、独特な医療が体験できます。

費用

【奄美コース】   約20,000円(船代+宿泊費等 ※食事代別)
【徳之島コース】  約25,000円(船代+宿泊費等 ※食事代別)
【沖永良部コース】 約27,000円(船代+宿泊費等 ※食事代別)
【与論コース】   約30,000円(船代+宿泊費等 ※食事代別)

  ※費用は目安です。変更がある場合もあります。
   詳細については、参加が決定してからお知らせいたします。


実習の流れ

【集合場所】ホテルニュー奄美(鹿児島県奄美市名瀬入舟町9-2)
      ※8月6日(日)17:00 チェックインを済ませ、1Fフロント集合
【ポスター】PDF

※鹿児島県奄美市名瀬に集合していただきます。その後、顔合わせ・実習説明や諸手続き等を行い、懇親会をします。 沖永良部、与論、徳之島までは、普段離島の住民が利用している船で移動します。実習中は離島へき地医療人育成センターの教員が引率します(常時同行しない場合もあります)。解散は奄美大島で8/13(日)朝8:00となっておりますので解散後は各自自由に行動されてください。
(台風等で奄美大島で集合しての報告会ができない場合、現地解散の可能性もあります。)


学習方法

 自ら学ぶことを前提にしております。各診療所(病院)では見学がメインになりますが、見たい事など積極的に質問し、見学を行なってください。 また、各コースに地域診断実習を組んでいます。難しく考えることはありません。後の報告会で、事前に調べたことと実際に地域でみたことの相違点や自分が面白かったこと興味があったことなどを発表します。この時間の過ごし方については各コースに独自で計画してもらいます。


成果発表

 8月12日(土)奄美大島に集合して、シンポジウム形式で発表し、お互いに情報交換をします。(実習先で体験したことを紹介し、離島医療の魅力について発表する。各組の診療所での共通点・相違点について討論し、離島医療への理解を深める)
※台風などの天候によって奄美大島に集合して報告会ができない場合、現地解散の可能性もあります。


申込方法

下記申込フォームより申し込んでください。 ※申込期限:5月31日(水)締切
こちらから→(申込フォーム)
申込いただいた方には、後日メールをお送りします。(ecdr-office@umin.ac.jpからのメールを受け取れるようにしてください。)
ご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせください。
TEL:099-275-6853 (鹿児島大学離島へき地医療人育成センター)











ACCESS

鹿児島大学大学院医歯学総合研究科
地域医療学分野/
離島へき地医療人育成センター

〒890-8544
鹿児島県鹿児島市桜ケ丘8丁目35-1
TEL.099-275-6898
FAX.099-275-6899
MAIL:ecdr-office@umin.ac.jp

地図はこちら
          
スタッフ紹介