第8回地域医療トレーニングキャンプ2016inさつま町の様子

ご参加ありがとうございました

今年で8回目となる地域医療トレーニングキャンプは、昨年に引き続き、鹿児島県薩摩郡さつま町で行わせていただきました。鹿児島大学医学科、歯学科、第一薬科大学からの学生の参加があり、たくさんの出会いがありました。参加学生は事前にさつま町のことを調べ、各自テーマをもって当日に臨みました。1日目は、さつま町の住民を支える様々な職種の方々にインタビューをし、さつま町のドクターヘリ・公民館・医師不足より話を広げて、報告しあいました。その後、グリーンツーリズム受入農家さんのお宅にお邪魔し、農業体験をさせていただきました。夜は食育部会で用意していただいた美味しいお料理を、地元の方や、行政の方と一緒に楽しくいただきました。2日目の午前中は、グループごとに分かれて、住民から直接お話を聴かせてもらうフィールドワークを行いました。午後からは、午前中に訪問させていただいた住民のお話を通して感じたこと、学んだことを発表しあいました。学部学科が異なっていると、見る・感じる視点も違い、興味深いものとなりました。さつま町の地域住民との交流を通して地域社会を知ることで、「患者」としてだけではなく「住民」「生活者」として全人的に考えること、生活における医療の役割について学び、また自分自身の医療者としての在り方を見つめなおす、よい機会となったのではないでしょうか。さつま町の大自然に癒され、笑顔いっぱいの２日間となりました。さつま町長はじめ、行政の皆様、受入農家の皆様、住民の皆様、本当にありがとうございました。