先端医療開発プロジェクト部門

プロジェクト課題一覧

課題名:認知機能を支える分子・細胞機構の解明とその破綻の回避・回復

代表者氏名 奥野 浩行
所属分野 生化学・分子生物学分野
https://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~biochem2
趣旨 認知機能は経験に基づく行動決定や対人関係構築など我々が豊かな社会生活を営む上で必須の能力です。しかし、この機能を実現するための分子および神経基盤は多くは不明のままです。本研究プロジェクトではマウスをモデルにして、認知機能を調節する遺伝子群を探索し、それらの機能を明らかにします。そして、それらの知見を基にさまざまな認知機能障害に対する創薬標的の提案を行います。
研究費 ・日本医療研究開発機構(AMED) 「革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト」 奥野 浩行(分担) 令和1-5年度


・科学研究費補助金 基盤研究(B) 「可塑性制御因子Arcの逆シナプスタグ機構に基づく大脳認知記憶制御の解明」 奥野 浩行(代表) 令和2-4年度


・民間企業との共同研究 「病態関連遺伝子による前頭前野の神経活動破綻メカニズムの解明と創薬ターゲット探索」 奥野 浩行(代表) 平成30-令和4年度

課題名:プレガバリンの薬効を凌駕する末梢神経障害性疼痛治療を目指す 新規PACAP特異的受容体拮抗薬の非臨床研究

代表者氏名 宮田 篤郎、栗原 崇
所属分野 生体情報薬理学
http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~pharmaco/
趣旨 我々のこれまでの研究から、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド (PACAP) はその特異的受容体 (PAC1受容体) を介して、痛みや痒みを引き起こすことを見出し、PAC1受容体拮抗薬は新規の鎮痛・鎮痒薬として有望であると考えられた。
我々は、イン・シリコ・スクリーニング法を用いることで有機小分子PAC1受容体拮抗薬 (世界初のクラスB GPCR有機小分子拮抗薬) を複数種見出すことに成功し、現在、新規鎮痛薬としての開発を目指している。
研究費 鹿児島大学-旭化成ファーマ共同研究費  「新規鎮痛薬創薬を目指したPACAP誘発アストロサイトーニューロン間シグナル解析」 栗原 崇(代表) 令和元年度

・ 科学研究費補助金 基盤研究(B) 「ストレス性情動障害におけるPACAPの神経アストロサイト機能連関の病態生理的意義」 宮田 篤郎(代表) 令和2-4年度

・ 日本医療研究開発機構 (AMED) (pre B)橋渡し研究プログラム 「プレガバリンの薬効を凌駕する末梢神経障害性疼痛治療を目指す新規PACAP特異的受容体拮抗薬の非臨床研究」 栗原 崇(代表) 令和3年度

これまでの研究概要と橋渡し研究計画

課題名:顎骨再生医療の開発プロジェクト

代表者氏名 西村 正宏
所属分野 口腔顎顔面補綴学分野
http://w3.hal.kagoshima-u.ac.jp/dental/prostho2/index.htm
趣旨 自己・同種(Allo)細胞の特異的機能やそれら細胞から放出される因子を解析し、安全・安心に顎骨を再生するための再生医療等製品を創製するためのトランスレーショナルリサーチを進める。
研究費 ・科学研究費補助金 基盤研究(B) 「顎骨間葉系幹細胞を用いた再生医療実現のための基盤研究」 西村 正宏(代表) 令和2-4年度

・民間企業との共同研究  「ミニブタ膝軟骨再生細胞治療製品の応用開発のための基礎研究(第2段階)」 西村 正宏(代表) 平成30-令和元年5月

顎骨再生医療の開発プロジェクト