目的
南九州先端医療開発センターは、「鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の創薬・医療機器・再生医療等の研究シーズに関して、基礎/非臨床/臨床/実用化の切れ目ない研究開発を行い、世界レベルの先端医学研究の推進による科学的貢献と、社会実装や地域の新産業創出等による社会的貢献を目指すこと」を目的として2018年4月に創立されました。その根幹となるのは「鹿児島大学発の独創先駆的な医学研究」であり、センターではそれらの研究を推進するために必要な組織構築と体制整備を行っています。
構成
センターでは5部門(4支援部門・1実働部門)を設置しています。
1. レギュラトリーサイエンス部門
レギュラトリーサイエンスの教育と規制対応の支援
臨床研究・治験、非臨床研究に関する当局(独立行政法人医薬品医療機器総合機構: PMDA)・規制対応の支援と、医療開発に関連する倫理教育を支援します。
2. 先端機器実験部門
研究機器の整備及び使用の支援と教育
革新的な医療の実用化の基礎・開発研究に必須となる大型共用機器を計画的に配備・運用し、先端機器を使用する研究の技術教育を行います。
3. 非臨床研究部門
非臨床研究の支援と推進
先駆的な医師主導治験に必須となる、非臨床研究の計画・管理面での支援を行います。(CMC、製剤製造・試験、GLP安全性試験等)
4. 実用化部門
実用化の支援と推進
医療分野の研究シーズに特化した産学連携活動(バイオ製薬企業との共同開発・ライセンスや起業化)を、当大学の南九州・南西諸島域イノベーーションセンターと協力して支援します。
5. 先端医療開発プロジェクト部門
シーズ開発研究の推進
研究の実働となる部門で、客観的外部評価(AMED大型研究費の取得実績やバイオ製薬企業との契約実績など)で革新的あるいは優れた医療研究であると認められているものを正しく選び、選定された研究プロジェクトをさらに推進させることを目的としています。