第4回 指導医・指導者講習会(2011年11月4日(金),7日(月)実施 共通教育棟3階 301講義室)

平成23年11月4日と7日に「地域医療を担うプロフェッショナリズム教育」指導医・指導者講習会が行われました。

臨床現場での学生評価

 本プログラムは医学科及び保健学科の診療参加型臨床実習などの教育を担当されている指導医および指導者を対象としています。4日には学内より指導医2名、学外指導医3名が、また7日には学内の指導医および指導者が10名、学外の指導者が1名参加しました。当センターの田川まさみ先生の講義及び全体討議がありました。参加者は今まで学んだ診療参加型臨床実習の評価について学習しました。臨床実習は臨床能力習得の最終段階です。そのため臨床能力を適切に測定、判定し、フィードバックすることが重要です。評価項目は医学的知識・対人関係・診療録記載・倫理的対応・チーム医療・使命感など多岐にわたります。Mini−CEXや診療録評価・360度評価・標準化口頭試問・筆記試験・ポートフォリオなど様々な評価方法を適切に使用し評価することが重要です。また簡便な学習者の段階評価としてRIME(Observer・Reporter・Interpreter・Manager・Educator)があり、症例報告を受けた際にMETRCの指導医法を用いて学習者をObsever(観察者)からEducator(教育者)まで引き上げることができることを学びました。全体討議では、学外では項目全体についての評価は困難であっても、各評価を大学病院等の中核施設でまとめることにより適切に評価できるといった意見が出されました。

   11-4 11-7
           11月4日(金)                   11月7日(月)