医学科2年「チーム医療1」(令和2年10月16日〜11月24日)

 医学科2年生の科目「チーム医療1」では、多職種が連携し、患者中心の医療を推進するチーム医療の概要を理解することを目的として、学生は医師、医療専門職に関する講義、救急蘇生実習、手指衛生実習後、鹿児島大学病院の看護部実習を行いました。例年は鹿児島市内の14か所の地域医療・保健・福祉施設、および鹿児島大学病院の検査部・薬剤部での実習も行います。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地域医療・保健・福祉施設実習はオンラインで現場で働く方の声を聞き、質疑応答する実習に変更し、チーム医療を深く学びました。


1)学外施設実習(オンライン質疑応答実習)
 地域医療・保健・福祉に携わる様々な施設では、どのように患者・サービス利用者を尊重したチーム医療を行っているか、現状の問題も含めた理解を目指しました。
実際のカンファレンスの様子や施設紹介、訪問看護の様子をビデオ撮影させていただき、学生は各施設の皆様との質疑の前に動画を視聴して理解を深め、各施設の皆様との討議に臨みました。
撮影にご協力いただいた厚地リハビリテーション病院、笹貫訪問看護ステーション愛の街、
討議にご参加いただいた訪問看護ステーションかごしま、介護老人保健施設 愛と結の街、笹貫訪問看護ステーション愛の街、特別養護老人ホーム美樹園、厚地リハビリテーション病院に、感謝申し上げます。
※法人格は省略させていただいております。

がんサポートかごしま:1年次に患者との対話を体験していなかった学士編入学生のためにがん患者・経験者と直接話をする場を設けていただきました。医師が患者の背景を理解し、医療を行うことが重要性を学びました。


2)大学病院実習
看護部:現場の看護師業務を側で見学しました。例年より実習時間を短縮し行っておりますが、学生は看護師の仕事量に圧倒されておりました。感染対策をしながら、患者様を気遣う看護師の姿に敬意を持ち、そして将来医師となる立場として看護師や医療スタッフとの情報共有・コミュニケーションの必要性を学んでおりました。


3)ポスター作成と討議
15のグループに分かれ、実習での経験を生かして「患者中心の医療を実現するチーム医療」という課題に対し討議しました。各グループがチーム医療について理解したことをポスターにまとめて、授業の最終日にはポスター発表オンラインを行いました。(ポスター内容は下記になります。)


 お忙しい中、実習を受け入れてくださった施設の皆様には、学生のご指導と評価、ご意見もいただきました。深く感謝申し上げます。
ご協力頂きました、域医療・保健・福祉施設の詳細はこちらになります。

 

<各グループポスター> *画像をクリックすると拡大します*

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<学外施設実習(左) がんサポートかごしま実習(右)>

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<ポスター発表(オンライン)一部抜粋>

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