医学科1年科目「患者と医療1」において、患者様の抱えている問題への理解を深めるため、学生は患者心理を講義で学習した後に、患者講演と患者様とのふれあい実習を行い、さらに学生グループの討議により学習しました。
患者講演:6月30日、7月7日に三好綾様と榎田剛様に患者の立場からご講演いただきました。新型コロナウイルス感染症の感染対策として、オンライン(zoom)の活用ならびに教室内の定員を減らし講演を行っております。
学生は、おふたりの癌と診断・告知された日から現在まで、病気を抱えながらどのような思いで治療を受け生活したかを伺い、また、患者の立場からみた医療従事者の姿を学びました。さらに医学生への期待として、ただ病気を治すことだけではなく、患者の経済的な負担、再発への不安など、心理的な変化と社会的な問題点までを理解してしっかりと対応しなければならないことを学んでおります。
患者様とのふれあい実習:11月10日、19日にNPO法人がんサポートかごしま(理事長 三好綾様)のご協力のもと、がん患者様とのふれあい実習を行っております。例年は鹿児島保健センターに学生が伺いますが、今年はオンライン(zoom)で実習致しました。
3-4名の学生とお一人の患者様が1グループとなり、学生の質問に答える形で患者様に体験をお話しいただきました。この実習で各学生は3名の患者様のお話を伺いました。
今年は、オンラインの特性を活かし、三好様のお声掛けにより鹿児島県内だけではなく北海道、名古屋、島根、福岡、熊本在住の患者様11名にご参加いただきました。
患者講演、患者様とのふれあい実習は、医師を目指す医学科1年生にとって大変貴重な経験であり、本科目だけではなく、今後の様々な学習の基盤となっております。ご協力いただきました皆様、誠に有難うございました。
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榎田様講演
三好様講演
患者様とのふれあい実習
※オレンジ:がんサポートかごしまスタッフ 黄:患者様
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