医学科２年生の科目「チーム医療１」では、学生は医師、医療専門職に関する講義を受けた後に、鹿児島市内の16か所の地域医療・保健・福祉施設、および鹿児島大学病院の看護部・検査部・薬剤部で見学実習を行いました。実習後は15のグループに分かれて、チーム医療の目的、連携・協働について討議し、現状の問題点も踏まえて、より良いチーム医療のための解決も検討しました。授業の最終日には各グループが理解したことをポスターにまとめて発表しました。
ポスター発表では患者の尊重、医療専門職の連携のあり方、情報共有とチームの方針の決定、病院や地域施設、急性期から慢性期、快復期までの連携など様々な視点からグループごとに特色ある内容がまとめられ、学生は他のグループの発表から自分のグループでは気付かなかった視点や意見に刺激を受けていました。また、看護部、検査部の教職員の皆様もポスターの前で学生の熱意あふれる説明を聞き、質疑をしながら評価をしていただきました。
学生のふりかえりには、「患者さんの数だけチーム医療の形があることを学んだ」、「今回実習（介護施設の実習）という形で実際に見ることができて非常によかった。介護とのかかわりをもっと学んでいきたい」などの記載もあり、医療や福祉への関心、理解を深め、医学生としての自覚を高めることもできました。
お忙しい中、実習を受け入れてくださった施設の皆様には、学生のご指導と評価、ご意見もいただきました。深く感謝申し上げます。
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＜ポスター発表の様子＞
＜各グループポスター＞
