医学科2年生の授業「チーム医療1」では、2月20日に講義・実習で学んだことをポスターにまとめて発表を行いました。
この発表に至るまで、鹿児島市内の17か所の地域医療・保健・福祉施設、また鹿児島大学病院の看護部・検査部・薬剤部と、各学生は学外・学内の施設を1か所ずつ見学実習し、医療従事者の仕事を学んできました。
学生は8〜9人の15のグループに分かれ、それぞれ異なる実習施設で学んできたことを報告し合い、それをもとに医療専門職の専門性と医療、保健、福祉において果たす役割とは何か、医療専門職の効果的な連携は何を目的としてどのように行われることが望ましいか、チーム医療の現状における問題点とその解決方法は何か、医学生としてチーム医療を推進するために何を行うのか、といった課題について話し合いました。
発表当日は、附属病院の看護部、薬剤部の教職員のみなさまも成果を評価してくださり、ポスターを前に真剣にまた楽しそうに討議する姿があちこちで見られました。また、学生もお互いに質疑応答し評価し合い、着眼点が異なる他グループの発表に刺激を受けたようでした。
周りのスタッフが意見を言いやすいような医師、専門職・専門機関の役割や相違を理解したうえで、それぞれの専門職の意見を積極的に求める医師など、学生はそれぞれ「チーム医療」という観点からあるべき医師像を明確にしていきました。
学生のふりかえりには、医学生である今から、コミュニケーション能力を高める、他の医療専門職について知る、講演会などに参加してみるなど実践すべきことがたくさんあると思ったという感想も見られ、この授業を通してどのような医師をめざしていくのかを改めて考えた学生が多かったようです。
実習を受け入れてくださった施設の方々をはじめ、ご協力くださったみなさま、どうもありがとうございました。
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ポスター発表の様子