アドバンスコース第2期生 開講式

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2016年5月13日(金)10:00~16:00  
於:桜ヶ丘共通教育棟6階 インテリジェント講義室
アドバンスコース第2期生の開講式・オリエンテーションを開催致しました。

「アドバンスコース」とは、地域で暮らす対象を看取りまで見据えて看護することができ、また地域ケアにおいて連携・協働する多職種の中でリーダーシップを発揮できる人材の育成を目指すコースです。
本コースは、3年以上の多様な看護経験、専門的知識・技術を有する看護職が、本プログラムでの学び統合・融合することにより、対象となる生活者が納得のいく療養生活を営めるようになるための看護を展開するのに必要な能力を育成するものです。
本プログラムの学習方法は医療施設等で働きながら学べるシステムになっております。
講義はeラーニング、面談はWebシステムを用います。ですので、毎回大学に来なくても学べます!!

オリエンテーションでは、カリキュラムの説明の後、Moodle(e‐Learningシステム)等について医療情報部の村永先生よりレクチャーを受けました。
履修生に実際に操作して頂きましたが、皆さん短時間で習得されました!
お昼はランチョンを致しました。様々な職場で働いている履修生ですが、現場で感じている問題や自己の課題について「思い」を共有することができました。

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Q:このコースで学び、どのような看護を提供したいか!?

  • 多職種と連携し、地域の中で対象のありたい姿を支援できる看護師を目指したい。
  • 病院と施設の看護師の役割の変化に対応できず看護観が見いだせないため、看護を再考したい。
  • 入退院を繰り返す患者の退院支援が出来ていない自分に気付いたので、入院中の患者しか看ることができない自分たちの視点を切り替え、退院後の生活を見据えた看護ができるようになりたい。
  • 入院中に行っている看護やカンファレンスは病院目線であり、患者の背景を本当に捉えられているのか、患者の不安の解消に繋がっていたのか疑問を持つようになった。地域の特性を踏まえた支援ができるようになりたい。
  • 病気ばかり視点が向いていたので「生活者」であるその人を統合的にと絶えることができていなかった。これからは意思決定支援や地域と連携し継続看護が提供できるようになりたい。
  • 看護サマリーに生活上の注意点を記載しているだけで必要な援助を連携して行えていないため、在宅での生活を支えるケアに役立てたい。
  • 現在の看護は、押しつけの看護となっているように感じるので、患者の生活背景を考えた退院支援ができるようになりたい。
  • 急性期の部署でも、突然の発症や受傷により衝撃を受けた患者・家族を支援するためには「対象がどのような人生を歩んできたかを把握することはとても重要である」と感じている。患者となることで「その人らしさ」を奪っていると知りながらも現実的な制約の中で葛藤することがあり、自己の看護を見つめ直す必要を感じた。
  • 自分の経験を基に、さらに理論的な裏付けや倫理的・統計的・医療的知見を深めたい。
  • 利用者が中心となり、個別性に合わせた支援が行えるように理論に基づいた支援が実践できるようになりたい。
  • 在宅に帰すことに不安を感じており、スムーズに退院支援が行えないため、地域での暮らしや看取りを支援できるよう学びたい。
  • 自分自身が離島出身であり、地元へ貢献するためにも学びを深め、地域の方々が求めていることを知り、地域へ戻れる環境を整えたい。

・・・・・と素晴らしい感性や目標を持っている17名ですヾ(*´∀`*)ノ

開講式では、履修生を代表して古城裕喜さんが挨拶してくださいました。
履修生の職場は急性期病院・慢 性期病院・介護施設・障がい者施設・居宅介護支援事業所・訪問看護ステーション等と様々です。
他施設の役割が理解でき、地域での暮らしを支えるために必要 なネットワークの構築に繋がると思います。
3年間、楽しく学びましょう(=´▽`=)ノ

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