
衛生学・健康増進医学分野 (Hygiene and Health Promotion Medicine) は、社会医学・予防医学の講座です。
「人が幸せになる社会の仕組みづくりを目指して」、人を育て、社会を育てる意気込みで教室運営を心がけます。日々の過ごし方としては、「毎日、1つでも新しいことを発見したり経験したりしよう」という思いを大切にします。
鹿児島県の医師数約4000人のうち、約2割の800名を超える方が、産業医資格を取得されています。産業医に対するセミナー実施や鹿児島県の産業保健の仕組みづくりを提言する講座です。産業医としての実践を踏まえながら、栄養の健康影響に関する基礎的な研究も実施できます。また、学校保健についても考えていければと思います。
栄養学と神経科学の融合を目指して:病気の成り立ち(栄養の観点)を理解し、科学に基づいた予防医学・産業保健(働く人の健康)の実践を目指します。
●鹿児島の地域に特徴的な産業保健の構築を目指します。
具体的には、保険薬局薬剤師の皆さまと連携し、「産業薬剤師」という新しい役割の育成を目指します。
1)大腸がん検診の工夫:働く人へのアプローチ:健診支援
2)CKD予防における健診の質の向上(中小企業従事者に対する仕組みづくり):健診支援
3)働く女性の健康支援(都会よりも女性の働き手が多い:産業医―婦人科連携):両立支援
4)新しい化学物質管理への対応:化学物質管理支援(特殊な化学物質管理だけでなく、たばこやお酒、化粧品などの身近な化学物質の健康影響についても相談できる体制)
●食と健康
1)ストレス負荷時の応答フェーズを考慮したマウスストレスモデルの栄養学的解析(ストレスを緩和する方法の開発)
頻回のケージ交換負荷 → 「ストレス関連栄養因子の同定と発症機構の解明」
2)カルニチン低下による病態解析(脂肪酸代謝に関わる新規の病態を見出し、予防や治療法を開発)
心肥大、脂肪肝、ストレス脆弱性、炎症性腸疾患→ 「脂肪酸代謝障害関連病態の発症機構解明と予防医学への展開」
●尿中物質の予防医学への利用
1)CKD予防(尿たんぱく、赤血球、糖)
2)ストレス予防(特定物質)
教室の参加学会として
・日本衛生学会
・日本産業衛生学会
・日本神経科学会
・日本生理学会
・ヨーロッパ臨床栄養学会(ESPEN)
スタッフ・研究紹介
2023年10月の予定。参加希望の方は、ご連絡ください(このページ左上のメールアドレス)。お話の上、ID、PWをお知らせします。
●データ会(金曜日、月2回程度)19:30~
オンライン(Zoom利用)と教室(対面型)でのハイブリッドでの開催
「予防医学と産業保健」の話題提供(論文紹介・学会報告・予演会など)とデータの討論
10月13日、10月27日
●多職種産業保健セミナー
①「産業薬剤師の学び」(月曜日、水曜日:教室セミナー室およびZoomミーティング)
健診支援/両立支援: 10月2日、18日 19:30~
社会医学は、医学医療を「集団」として捉え、また、予防医学に関する「保健」について考える場所です。本教室は、「産業保健」や「学校保健」に関する研究・教育を行っています。産業保健は、「働く人の健康を守る」ことを目的にしています。具体的には、病気の成り立ちの基礎的な研究、健診・医療連携の新しい仕組みづくり(産業医と産業薬剤師の連携)、医薬品によらない新しい介入法(栄養素・代謝を応用)の開発を行いたいと思います。個人の体質(遺伝・生活習慣によって形成)を考慮した個別予防医学(病気になりやすい集団を見出し個別に是正する)に向けた取り組みも進めます。
●実験・疫学研究で得られたエビデンスを基に、健康保持増進・疾病予防に役立つ提言を行っていきたいと思います。
※教室の業績など
masahisa horiuchi - Search Results - PubMed (nih.gov)
一緒に学ぶ大学院生(修士課程・博士課程)を募集しています。
特に、食や栄養、代謝に興味のある方、薬剤師や管理栄養士資格のある方は、「やってみたい」と思えるテーマを見つけることができると思います。社会人大学院生は、ご自身の職能を高めるという目的での進学をご考慮ください。
将来的には、教室で学んだことを生かして、「産業保健:働く人の健康づくり」に関する領域での活躍を期待しています。また、可能なら、以下の資格取得を目指してください。
*労働衛生コンサルタント: 医師、薬剤師、保健師の方に目指して欲しい産業保健の専門資格。
資格取得の基盤的な考え方の修得に、大学院を利用してもらいたいです。
**衛生管理者(衛生工学衛生管理者)/衛生推進者:大学等修了者で、実務経験を経て受験資格が得られる国家資格。
専門性とは別に、働く人の健康に関心のある方は、就職後、取得してほしい資格です。
入試案内 問い合わせ:masakun@m.kufm.kagoshima-u.ac.jp
2023/9/26 更新
2024年3月8日 市民公開講座 「さつまビタミンロードを歩いて健康になろう」 かごしま観光コンベンション協会
「さつまビタミンロード」
2024年度 第94回日本衛生学会(鹿児島)開催HP
鹿児島の両立支援に必要なこと
1.よかセンターとの連携
よかセンター資料
大腸がん検査に関する研究
追加資料:精密検査実施医療機関
2024年度 第94回日本衛生学会(鹿児島)開催予定 ポスター
2022年度自主研究 山内君、宮下君、田口君、柳田君
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大腸がん検査に関する研究
1.研究概要と計画書
2.説明文書
3.参加薬局一覧
4.ポスター
鹿児島の食材
鹿児島の写真
1.高木兼寛博士とウイリアムウイリス博士
2.丹下ウメ博士 山形屋前
3.丹下ウメ博士 出生地
4.五代友厚像
20220914 K-OPT(鹿児島産業薬剤師チーム)活動:薬剤師・両立支援コーディネーターの一覧
2022 研究「鹿児島大学桜ケ丘事業所における、勤労世代における喫煙者に関する調査」
20211201 自主研究4年生参加学生の皆さんと
20211022 労働衛生研究会:働く人の健康を考える 「炎症性腸疾患と両立支援」小牧講師発表、鹿児島市薬剤師会と共催
会場風景1、会場風景2、会場風景3、会場風景4
20210930 教室のデータ会の風景です。
20210930 教室で実施している薬剤師の皆さまとの勉強会の風景です。
20210510 研究「職場健診で得られる身体的・精神的指標と便通に関する情報の関係性について」5月17日から始まる桜ヶ丘地区職員対象の健康診断において実施の予定です。
アンケート用紙と情報公開文書(受診者に配布予定)
20210326 修士課程 小牧泰裕さん、無事修了されました。
202103 K-OPT 産業薬剤師勉強会のメンバーから、労働衛生コンサルタント合格者2名。
20201218 自主研究 発表会 無事終了、本日student Dr 認定証授与式、皆さん無事受け取りました
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20200201 産衛九州2月号発行。鹿児島の薬局薬剤師の産業保健の取り組み記事あります(P5、陳尾先生)
20200108 KSAPSの皆さまと;地域における産業薬剤師活動を考えていきましょう
20191128 データ会 たばこは1本から毒なのか?
20191031 故松下敏夫名誉教授、瑞宝中綬章叙勲されました。大変名誉なことです。
20191029 労働衛生コンサルタント試験に挑戦(保険薬局薬剤師6名の精鋭)奮闘されました。
20190922 産業保健セミナー実施:柳川行雄先生(元厚生労働省)
20190417 鹿児島市内の薬剤師の皆さま(KSAPSメンバー)と産業保健を学びました
20190325 卒業式
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20190308 修士課程学生松元菜奈さん(MIRAI WO TSUNAGU 代表)
鹿児島大学進取の精神チャレンジプログラム地方創生活動部門 最優秀賞受賞
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20190307 教室送別会
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20181221 教室忘年会
皆さん スナップ スナップ2 スナップ3
2018/8/11 松下敏夫名誉教授 鹿児島農村医学研究会 特別功労賞受賞
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2018/7月 ヨーロッパ神経科学会(ベルリン)で発表:昼行性日内リズムを示すミニブタ髄液採取とその展開
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ドイツ(ドレスデン)衛生博物館訪問、写真、写真
同門会2018/04/29
2017年「世界腎臓デー in 鹿児島」(イベント)で行われた食習慣アンケート及び食塩味覚感受性評価に参加された方へ
鹿児島市CKDイベント 2018/02/26 南日本新聞記事
忘年会(2017年12月15日)
学位取得おめでとう(2017年9月博士課程: Pulong san:インドネシア留学生医師)
学位取得おめでとう(2017年4月博士課程:沖田先生:産業医)
学位取得おめでとう(2017年3月博士課程:武石さん:鍼灸師)
鹿児島市CKDイベント イオン谷山 2017/02/26
同門会(2016年4月9日)
同門会(2016年4月9日)2
長い間、ご苦労様でした。青山講師、定年退職
卒業おめでとう(2016年3月25日修士課程:中野さん:管理栄養士、中熊さん:管理栄養士)
鹿児島市CKD予防ネットワーク:世界腎臓デーイベント(2016年2月28日)写真
同門会 (2015年4月18日)写真
同門会(衛生学・環境医学 2013年7月20日)写真
学生・大学院生専用 | 鹿児島大学医歯学総合研究科 衛生学・健康増進医学|健康保持増進・疾病予防に役立つ提言を社会に行います